語り部の経営者たち
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サンミュージック 岡博之社長(6)4つあった選択肢の中から古巣に戻ることを決めた
関東初のお笑い養成所、人力舎のJCAに、立ち上げから主任講師で関わった岡博之社長(65)はまたも事務所を辞めることになった。 ブッチャーブラザーズとしてはブレークを見ない状況だが、キャリアは…
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サンミュージック 岡博之社長(5)「東京にも本格的なお笑い養成所を作りたい」といわれ…
現役芸人としてはブレークに届かないが、若手の登竜門ライブを主宰し尽力してきた岡博之社長(65)。30代前半は所属する人力舎の故・玉川社長からあることを提案される。 「大阪にはNSC(吉本総合芸…
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サンミュージック 岡博之社長(4)わずか3年で退所し若手のライブを立ち上げた
森田健作の付き人として上京し、お笑いコンビを結成。今でこそカンニング竹山、メイプル超合金、ぺこぱら芸人で業績を築くサンミュージックも80年代初頭は都はるみ、松田聖子ら歌手が主流。ぶっちゃあと結成した…
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サンミュージック 岡博之社長(3)森田健作さんに出会ってぶっちゃあさんと上京
現役芸人として大手芸能プロ、サンミュージックの社長の岡博之さん(65)は京都の東映の太秦で役者の勉強をしていた頃に後の相方、ぶっちゃあさんと出会う。20代前半の話だ。 「撮影スタジオで森田健作…
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サンミュージック 岡博之社長(2)東映の大部屋役者時代に萩原健一の凄さを見た
現役芸人でありながら大手芸能プロ、サンミュージックの社長に就任した岡博之社長(65)。45年前は京都の太秦で東映俳優養成所にいながら端役で出演していた。 「映画『蒲田行進曲』のような大部屋役者…
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サンミュージック 岡博之社長(1)創業当初からの生え抜きが芸能プロのトップに
現役芸人にして、昨年11月に所属する大手プロダクション、サンミュージックの社長に就任した岡博之さん(65)。タレントが社長になるケースはあるが、創業当初からの生え抜きが芸能プロ経営のトップに上り詰め…
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R65 山本遼社長(8)目標は「R65」が必要なくなる社会
創業当初は悪戦苦闘していた山本遼(34)だったが、9年の時を経て、現在、R65はすこぶる順調だ。 専用サイト「R65不動産」もかなり周知されるようになった。現在は、35社の不動産会社と提携し…
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R65 山本遼社長(7)空き家活用プロジェクトを推し進める
東京都足立区北千住は5路線が乗り入れているターミナル駅で、駅の乗降客数が非常に多い街だ。 大手町まで地下鉄で約15分という好立地にありながら、隅田川と荒川に挟まれ、海抜ゼロメートル地帯という…
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R65 山本遼社長(6)コミュニケーションの中で高齢者を見守る
山本遼(34)の父方の祖母は79歳で亡くなったが、母方の祖母は90歳になった今も週1回、水泳教室に通うほど元気だという。 「祖母が入院した時には、水泳仲間が心配してくれて、母のもとに電話がかか…
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R65 山本遼社長(5)高齢者が部屋を借りにくいリスクを減らしていく
最近では「高齢者は賃貸住宅を借りにくい」ということが知られるようになったが、山本遼(34)がR65を始めた頃には、そのような現実を知らない高齢者が多かった。 借りた時には新築だったのが、長く…
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R65 山本遼社長(4)シェアハウス運営が軌道に乗って、家賃収入がひとつの柱に
山本遼(34)は65歳以上を専門に賃貸物件を紹介する事業を開始したものの、なかなか利益につなげることができないでいた。 そんな時に助けになったのがシェアハウスの運営だった。 「シェアハ…
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R65 山本遼社長(3)専用サイトを立ち上げたが開店休業状態に
不動産会社に勤務していた山本遼(34)はある日、80歳の女性客の話に衝撃を受ける。高齢者というだけで、5軒もの不動産会社から門前払いを食らったというのだ。 「高齢者がこれだけ困っているのだから…
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R65 山本遼社長(2)東日本大震災のボランティア活動で感じた無力感
R65は65歳以上を専門に賃貸物件を紹介する不動産会社だ。 2008年、山本遼(34)は愛媛大学工学部に進んだ。3年の時に初めて海外を旅して、世界観が変わった。最初はアジアを3週間、その後も…
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R65 山本遼社長(1)65歳以上に特化して部屋探しを支援
R65は、65歳以上を対象に賃貸物件を紹介する国内唯一の不動産会社だ。 日本は世界で最も高齢化が進んでいるにもかかわらず、高齢者の4人に1人以上が、年齢を理由とした賃貸住宅への入居拒否を経験…
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アンビュランス 畔元隆彰社長(6)搬送料金が割高でも利用してくれる人の“お困りごと”を解決するために
「患者さんのお父さん、お母さんは、何回も何回も搬送するたびに使ってくれます。でも、片道でも1万~2万円、往復で数万円と圧倒的に費用がかかる。これが年間で何回も続くこともあるのに、『アンビュランスやから…
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アンビュランス 畔元隆彰社長(5)能登半島地震で奔走するも「ボランティアですよね?」と予算は半額に
コロナ禍で大いにその存在意義を示した民間救急。しかし、コロナ禍の喧騒が次第に収束していくと、民間救急を活用する熱気が冷め、雰囲気が元に戻る自治体も出てきた。 そんなさなかの今年の元日、能登半…
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アンビュランス 畔元隆彰社長(4)救急車が足りない…コロナ禍で発揮した民間救急の底力
「コロナの時に一番感じたのが、消防局の救急車だけじゃ絶対に足らないということ。圧倒的に足らなくて、待機がすごく問題になりました。発熱患者が急激に増えたピーク時、大阪市消防局は、毎日SNSで『今お電話い…
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アンビュランス 畔元隆彰社長(3)廃業危機に直面して「イベント救護」に乗り出す
「自分ひとりだけじゃなくて、他の従業員、ましてや、うちを利用したいと思ってくれている方々のためにきちんとしなければと。数字を適当にやっていること自体、その方々に失礼なことになると」 大阪で多く…
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アンビュランス 畔元隆彰社長(2)救急救命士の有資格者が浮かばれない現実を憂慮
コロナ禍が明け、インバウンドによる観光客が増えている今、外国人患者を日本国内の病院から母国の空港まで送り届ける機会も増えている。医療従事者であるスタッフがその業務を担うのが、株式会社アンビュランスの…
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アンビュランス 畔元隆彰社長(1)コロナ禍に2万件出動した「民間救急」とは?
2020年以降、世界中を襲ったコロナ禍。救急車を呼んでもなかなか来ない、やっと来ても受け入れ先の病院が見つからない……。そんな状況の中、大阪で多くの人命を救う「民間救急」事業の先駆者として尽力したの…