迫るマイナ保険証切り替え…政府広報ゴリ押し大失敗であふれる不安、後を絶たない大混乱
いよいよ週明け12月2日に、現行の健康保険証の新規発行が停止される。政府は「保険証存続」を訴える声を無視してマイナ保険証への一本化をゴリ押ししているが、口車に乗せられて慌てる必要はない。
最長1年は現行の保険証が利用可能。マイナ保険証を持っていない人には「資格確認書」が送られてくる。ムリにマイナ保険証に切り替えなくても問題ないが、SNS上は〈マイナ保険証を作るしかないのか〉〈ヤバいマイナカード作ってない〉など、不安や焦りの投稿があふれている。
現行の保険証の廃止撤回を訴える全国保険医団体連合会(保団連)にも問い合わせが相次いだという。
「特に高齢者の方から、『資格確認書はどうやったらもらえるの?』などの問い合わせがありました。保団連を全国健康保険協会(協会けんぽ)と勘違いした企業から『いつ資格確認書が届くのか』と聞かれたことも。政府が医療機関を通じてマイナ保険証への切り替えを推進する一方、資格確認書の広報・周知を怠った結果、混乱する人が後を絶たない状況です。『資格確認書は順次交付』と曖昧なアナウンスをしているのも拍車をかけています。そのせいか、協会けんぽが発行する資格確認書について掲載した保団連のホームページにアクセスが急増しました」(保団連事務局次長・本並省吾氏)