著作で読み解く芸人の“素顔と本音”
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あがり性で内気だった…萩本欽一“失敗続き”の下積み時代
1970年代にテレビバラエティー界の頂点に立ち、「視聴率100%男」と呼ばれた萩本欽一。テレビで一線を退いてからも、長野冬季五輪閉会式の司会、クラブ野球チーム「茨城ゴールデンゴールズ」結成、そして2…
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日本人の価値観を揺さぶる 厚切りジェイソンの「正論」
日本人は他人の目を気にする民族だといわれている。「みんなと同じでなければいけない」という同調圧力が暗黙のうちに共有されていて、誰もが他人にどう見られているかを意識しながら生きている。最近では、SNS…
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引きこもりと貧困生活…髭男爵・山田ルイ53世の壮絶半生
子供の頃、あなたの学校にも1人くらいは「神童」がいたのではないだろうか。勉強も運動も得意で、異性にはモテモテ。ドラえもんの出木杉くんのように万能で完璧だった彼らは、果たしてその後、どのような大人にな…
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芸能界に馴染めずとも オードリー若林は“素直”で生き残り
芸能人というのは不思議な職業で、下積み時代と売れた後ですべてがガラッと変わってしまう。たくさんテレビに出たりおカネが入ってきたりするうちに、下積み時代の感覚がだんだん薄れていくのが普通だ。 …
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ソラシド本坊 “現代版蟹工船”で描いた下流芸人の心の叫び
「お笑い芸人」といわれて私たちがイメージするのは、テレビに出ているごく一部の売れっ子だけ。それ以外の名もない芸人たちの“素性”はあまり知られていない。 その大半は安いアパートに住み、その日暮ら…
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オナラ音は本物 お笑い一徹の志村けんは細部にもこだわり
小説を書いたり、ドラマに出たり、お笑いの世界ではマルチな才能を生かして幅広いジャンルで活躍する人も増えてきている。そんな中で、頑固一徹、ひたすらいちずにお笑いだけを貫いている異能の芸人がいる。コント…
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明日は仕事あるのか? 有吉弘行が苦しんだ事務所への電話
数々の冠番組を持ち、いまや時代の寵児となった有吉弘行(41)。もう忘れている人も多いかもしれないが、そんな彼も、ほんの数年前まではうだつの上がらない一発屋芸人だった。 著書「お前なんかもう死…
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慶大教授の言葉でお笑い決心 オリラジ中田“不屈”の原点
オリエンタルラジオ率いるRADIO FISHの新曲「PERFECT HUMAN」が売れている。オリラジの2人がダンサー陣を引き連れてスタイリッシュに歌って踊るパフォーマンスが評判なのだ。 そ…
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ビートたけし “毒舌芸”のルーツは幼少期とヒモ時代にあり
お笑いで成功したのはもちろん、映画監督としても華々しい受賞歴があり「世界のキタノ」と呼ばれるまでになったビートたけし(69)。 そんな彼は、漫才コンビのツービート名義で最初に出した著書「ツー…
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「火花」の2年前…又吉直樹がのぞかせた芥川賞作家の片鱗
【連載コラム 著作で読み解く芸人の“素顔と本音”】 お笑い界で初の芥川賞作家となった又吉直樹(35)。受賞作の「火花」(文芸春秋)が空前のベストセラーとなった今、彼の名前を知らない人はいないだ…