長生きする読書術
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「脳の毒を出す食事」白澤卓二著 小田真規子料理
人体の中枢である脳には「血液脳関門」という特殊な構造が備わっており、異物が入り込むことのないよう、強固に守られている……と、これまでは考えられてきた。ところが2019年、認知症患者の脳内で歯周病の原…
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「脳寿命を延ばす」新井平伊著
体の寿命が延びるのは喜ばしいことだが、脳がそれに追いついてこず、認知症を患ってしまっては健康長寿とは言い難い。血糖値や肝臓の数値であれば健康診断で調べることができるが、脳の状態は分かりにくい。 …
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「Sleep,Sleep,Sleep」クリスティアン・ベネディクトほか著 鈴木ファストアーベント理恵訳
健康のための生活習慣といえば、食事や運動が真っ先に浮かぶ。では、睡眠はどうか。その質や毎日の眠り方について、食事や運動のように気を配っているだろうか。本書では、スウェーデンの睡眠研究のスペシャリスト…
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「腸がすべて」フランク・ラポルト=アダムスキー著 森敦子訳、澤田幸男監修
腸に良い乳酸菌や食物繊維を取って腸内環境を整えておくことは、免疫の強化に非常に重要。このことは広く知られるようになったが、本書が着目するのは“食品ごとの消化スピード”。その食べ合わせによって理想的な…
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「クスリの効かない 新型頭痛の治し方」陣内敬文著
頭痛には、病気の原因が見つからないのに繰り返し起こる1次性頭痛と、脳の病気が原因で起こる2次性頭痛がある。そして頭痛の大半は1次性頭痛であり、片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛が3大頭痛として知られている…
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「腸内細菌博士が教える 免疫力を上げる食事術」藤田紘一郎著
感染免疫学の専門家である著者は、生まれながらに備わっている「自然免疫」さえ高めておけば、もはや新型コロナも恐れる必要はないと言う。新型コロナの恐ろしい点は重症化だが、病原体に感染することで後天的に築…
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「誤嚥性肺炎で死にたくなければのど筋トレしなさい」西山耕一郎著
唾液や食べたものが気管や肺に入ることで起こる誤嚥性肺炎。高齢者がかかるもので、年を取ったら気を付ければいいと思われがちだが、実は喉の老化は40代から始まっており、放置していればのみ込む力がどんどん衰…
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「名医が実践する『疲れない』健康法」小林弘幸著
「自律神経を制するものが健康を制し、人生を制す」。これこそが健康の極意であると、自律神経研究の第一人者である著者は言う。内臓器官のすべて、とりわけ血管をコントロールしている自律神経は、私たちの体内環境…
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「1日7秒手を伸ばしなさい」高林孝光著
しつこい肩こりに悩まされ、マッサージに通っても改善されない。実はこれ、当たり前のことだと鍼灸師で柔道整復師の著者は言う。 肩こりで知られる筋肉といえば、首筋から両肩、肩甲骨を覆っている僧帽筋…
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「『冴える脳』をつくる5つのステップ」築山節著
ワクチンの承認が進んでいるとはいえ、コロナ禍の終息はいまだ不透明だ。このような状況が続くといつも以上に健康不安が募り、ささいな体調の変化を気にしすぎるなど追い詰められていく人も増えてくるだろう。昨今…
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「免疫専門医が毎日飲んでいる長寿スープ」藤田紘一郎著
免疫専門医として50年のキャリアを持つ著者。自身もさぞや健康的な生活を送ってきたのかと思いきや、50代半ばまでは不摂生ばかりで、痛風や糖尿病も患ったというから驚きだ。しかし、一念発起して体にいいとさ…
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「最強の医師団が教える 長生きできる方法」坂本昌也ほか著
巷にあふれる膨大な健康情報。どれを信じてどれを実践すればいいのか、素人には判断が難しい。そこで本書では、誤った情報を正しながら本当に健康長寿につながる情報をピックアップ。糖尿病研究の旗手や前立腺がん…
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「室温を2度上げると健康寿命は4歳のびる」笹井恵里子著
「STAY HOME」の合言葉のもと、例年以上に家にこもって過ごすことが増えそうな今年の冬。健康管理のために食事に気を使ったり、運動不足解消を心掛ける必要があるが、もうひとつ気をつけたいのが、室温の管…
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「炭水化物は冷まして食べなさい。」笠岡誠一著
炭水化物は糖質の塊でダイエットの大敵。弁当のご飯は半分残す、夜はご飯を抜いておかずだけ食べるなど、すっかり悪役になってしまっている。 しかし、栄養学と食品化学が専門の著者は、炭水化物こそが最…
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「DNA再起動 人生を変える最高の食事法」シャロン・モアレム著 中里京子訳
炭水化物抜きダイエットをやったことがある人は少なくないだろう。しかし、成果が出る人もいるが、思った以上に痩せないという人もいる。逆に、炭水化物を3食しっかりと食べた方が痩せるという人もいる。いったい…
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「若さは心臓から築く」天野篤著
2012年2月に、上皇陛下(当時の天皇陛下)の心臓手術の執刀医を務めた著者。本書は、弊紙で14年から連載している「心臓病はここまで治せる」が原典となっており、心臓のトラブルや治療法、心臓を守る生活習…
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「医者が教える 疲れない人の脳」有田秀穂著
十分な休息を取っているのに疲れが取れない。しかし、病院を受診しても体に明確な異常は認められない。そんな悩みがある人は、疲労の原因が体にではなく、脳にある可能性が高いと、脳生理学者の著者は言う。 …
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「ボケる食 ボケない食」白澤卓二著
2025年までに、日本国内で700万人に達するといわれる認知症患者。最新の研究では、“何を食べ、何を食べないか”が、良くも悪くも認知症に大きな影響を与えることが分かってきたと、加齢制御医学の専門家で…
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「放っておくとこわい症状大全」秋津壽男著
もう少し早く病気に気づいていれば、もっと簡単に治せたのに、命が助かったのに……。そんなことにならないために、絶対に見逃してはいけない体からの44のSOSサインを紹介する本書。 総合内科専門医…
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「免疫力を上げる『健康残高』の増やし方」山田英嗣著
毎年健康診断を受けることは病気の早期発見に役立つが、病気の予防には直結しない。そこで医師である著者は、病気にならない体づくりのために日々「健康残高」をためることを提唱。体に無理をさせない生活を送れば…