本で読み解くNEWSの深層
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アメリカを歩く
村上春樹ファンがハルキストなら、ひたすら歩いて踏破しようとするのがアルキスト。実はその心中には深い傷や強烈な思いが横たわっている。 ◇ アメリカは20世紀以来ずっと戦争し続けてきた国。…
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中国共産党100年
毛沢東をしのぐ座を狙い始めた習近平。果たして中国共産党100年の歴史はどう動くのか。 ◇ 学生時代、改革開放の機運が高まる中で中国に留学したことが原点という著者。しかし民主化運動の高揚…
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依存症
ただでさえ生きづらい世の中にコロナのストレスまで加わって、依存症の誘惑はアナタのすぐそばに来ている。 ◇ 単なるスケベ心の発散と思われがちな盗撮。しかし、それは違うというのが本書だ。 …
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中ロの軍事力
米国のアフガン政策の「失敗」で対中・対ロ情勢はますます厳しさを増しつつある。 ◇ いまや世界一の軍事大国になろうと野心をみなぎらせる中国。巡航ミサイルや中距離弾道ミサイルの数では米国を…
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カマラ・ハリスの挑戦
アメリカの歴史上初めての女性副大統領。しかも黒人でアジア系という多様な背景を持つカマラ・ハリス氏は、政権では移民問題を担当している。 ◇ 政治家はたいてい選挙に出馬するときのあいさつ代…
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米中覇権争奪
「新冷戦」といわれるまでに先鋭化した米中対立。相互依存から一気に分離(デカップリング)へと突き進む覇権争いの行方は? ◇ 「分離」を意味するデカップリング。米中の場合は両国の経済を切り離す…
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負け犬ニッポン?
後手後手コロナにヤケクソ五輪、景気はいっこうに上向かず、日本をこんな負け犬に誰がした!? ◇ 東京・大阪ともに4回におよぶ緊急事態宣言。にもかかわらず感染拡大は止まらない。一体この体た…
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GAFAの支配
グーグル、アップル、フェイスブックにアマゾン。いずれ劣らぬネット時代の覇者。その問題は単に市場の寡占だけではない。 ◇ GAFAに代表されるテック企業。その中でもフェイスブックをはじめ…
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認知バイアス
偏った思いこみで非合理な選択や行動に走る「認知バイアス」。どこかの国の首相はまさにこれでは!? ◇ 人間がさまざまな対象を認知する際に生じるゆがみ。これが「バイアス」だと冒頭で著者は言…
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終わりなきパンデミック
変異型ウイルスの感染拡大にもかかわらず五輪開催を強行した菅内閣。これはもはや人災ではないのか。終わりなきパンデミックはどこへ? ◇ 著者はいわずとしれた元東大全共闘委員長。科学史の分野…
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データを味方に
なにかにつけては「エビデンス!」の昨今。そこで強い味方になるのが「データ」だ。 ◇ 本書の題名、どう見たって統計学や経済学の専門家によるものに思われる。ところが著者は代々木ゼミナールで…
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イギリスの鼻息
G7議長国も務めて鼻息荒いジョンソン英首相。コロナ騒動を引きずりながらイギリスはどこへ行く? ◇ イギリスには乙にすました貴族的イメージの一方で、「スインギング・ロンドン」と呼ばれたけ…
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レイシズムに立ち向かう
「レイシズム」は人種や民族に対する差別のこと。いまや世界中で吹き荒れるレイシズムに立ち向かうには――。 ◇ 人種差別というとアメリカの専売特許のように感じている日本人は少なくないだろう。…
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鉄道七変化
ますます盛り上がる鉄オタブーム。おかげで鉄道本のバラエティーもハンパない。 ◇ 著者は「通勤電車のはなし」など、身近な話題をとりあげた新書も書いている交通評論家だが、ここでは専門の交通…
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DXニューノーマル
近ごろ耳にする「DX」。え? デラックス? なんて言ってると時代に取り残されますゾ。 ◇ DXとは「デジタルトランスフォーメーション」の略。つまりデジタル時代に対応した変革ということだ…
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長くて短いネットの長い歴史
トランプ前大統領のSNSアカウント停止問題などで改めてネットの功罪と歴史が見直されている。 ◇ 著者は中央大の国際情報学部で教壇に立つ団塊ジュニア世代。自分と同世代か下を「多様な価値観…
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オバマ政権8年の総括
米国史上初の黒人大統領としていまも人気のオバマ元大統領。その功罪がいま明らかに。 ◇ 歴代の米大統領の中でも名文家として知られるオバマ氏。本国で話題になったと思ったら邦訳もすぐに出た本…
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中国という問題
独裁と独善の色をますます強める習近平の中国。そこに横たわる多様な「問題」に迫る。 ◇ 米ハーバード大学のフェアバンク中国研究センター。設立から今年で66年になるこの研究所は世界中から一…
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自動車産業の行く手
新興勢力テスラに押されっぱなしの自動車産業界。コロナ禍の逆風も合わさった苦境は乗り切れるのか。 ◇ コロナ禍でもトヨタが世界販売台数で5年ぶりにトップに返り咲きとのニュース。しかしこれ…
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デジタル中国の鼻息
いまやアメリカを追い抜き、西洋型民主主義も否定して鼻息荒い中国。その背景がデジタル産業の躍進だ。 ◇ 2010年、既にGDPで世界第2位の大国となった中国。しかし大量投資と輸出主導の経…