本で読み解くNEWSの深層
-
負け犬ニッポン?
後手後手コロナにヤケクソ五輪、景気はいっこうに上向かず、日本をこんな負け犬に誰がした!? ◇ 東京・大阪ともに4回におよぶ緊急事態宣言。にもかかわらず感染拡大は止まらない。一体この体た…
-
GAFAの支配
グーグル、アップル、フェイスブックにアマゾン。いずれ劣らぬネット時代の覇者。その問題は単に市場の寡占だけではない。 ◇ GAFAに代表されるテック企業。その中でもフェイスブックをはじめ…
-
認知バイアス
偏った思いこみで非合理な選択や行動に走る「認知バイアス」。どこかの国の首相はまさにこれでは!? ◇ 人間がさまざまな対象を認知する際に生じるゆがみ。これが「バイアス」だと冒頭で著者は言…
-
終わりなきパンデミック
変異型ウイルスの感染拡大にもかかわらず五輪開催を強行した菅内閣。これはもはや人災ではないのか。終わりなきパンデミックはどこへ? ◇ 著者はいわずとしれた元東大全共闘委員長。科学史の分野…
-
データを味方に
なにかにつけては「エビデンス!」の昨今。そこで強い味方になるのが「データ」だ。 ◇ 本書の題名、どう見たって統計学や経済学の専門家によるものに思われる。ところが著者は代々木ゼミナールで…
-
イギリスの鼻息
G7議長国も務めて鼻息荒いジョンソン英首相。コロナ騒動を引きずりながらイギリスはどこへ行く? ◇ イギリスには乙にすました貴族的イメージの一方で、「スインギング・ロンドン」と呼ばれたけ…
-
レイシズムに立ち向かう
「レイシズム」は人種や民族に対する差別のこと。いまや世界中で吹き荒れるレイシズムに立ち向かうには――。 ◇ 人種差別というとアメリカの専売特許のように感じている日本人は少なくないだろう。…
-
鉄道七変化
ますます盛り上がる鉄オタブーム。おかげで鉄道本のバラエティーもハンパない。 ◇ 著者は「通勤電車のはなし」など、身近な話題をとりあげた新書も書いている交通評論家だが、ここでは専門の交通…
-
DXニューノーマル
近ごろ耳にする「DX」。え? デラックス? なんて言ってると時代に取り残されますゾ。 ◇ DXとは「デジタルトランスフォーメーション」の略。つまりデジタル時代に対応した変革ということだ…
-
長くて短いネットの長い歴史
トランプ前大統領のSNSアカウント停止問題などで改めてネットの功罪と歴史が見直されている。 ◇ 著者は中央大の国際情報学部で教壇に立つ団塊ジュニア世代。自分と同世代か下を「多様な価値観…
-
オバマ政権8年の総括
米国史上初の黒人大統領としていまも人気のオバマ元大統領。その功罪がいま明らかに。 ◇ 歴代の米大統領の中でも名文家として知られるオバマ氏。本国で話題になったと思ったら邦訳もすぐに出た本…
-
中国という問題
独裁と独善の色をますます強める習近平の中国。そこに横たわる多様な「問題」に迫る。 ◇ 米ハーバード大学のフェアバンク中国研究センター。設立から今年で66年になるこの研究所は世界中から一…
-
自動車産業の行く手
新興勢力テスラに押されっぱなしの自動車産業界。コロナ禍の逆風も合わさった苦境は乗り切れるのか。 ◇ コロナ禍でもトヨタが世界販売台数で5年ぶりにトップに返り咲きとのニュース。しかしこれ…
-
デジタル中国の鼻息
いまやアメリカを追い抜き、西洋型民主主義も否定して鼻息荒い中国。その背景がデジタル産業の躍進だ。 ◇ 2010年、既にGDPで世界第2位の大国となった中国。しかし大量投資と輸出主導の経…
-
アメリカ大分断
バイデン政権が発足し、表面的には安定に見えるアメリカ。しかしその底流には……。 ◇ 大混乱の米大統領選が終わってこれで半年あまり。 しかし政権発足の議会承認の日にトランプにけし…
-
ロッキード事件ふたたび
ロッキード事件発覚から今年で45年。いまふたたび歴史の重いフタが開かれようとしている――。 ◇ テレビドラマ化もされた小説「ハゲタカ」シリーズで人気の作家。しかし「いつかはノンフィクシ…
-
日韓 憂鬱な関係
米トランプ政権退陣の陰で目立たなくなっているが、日韓の深い対立と亀裂は依然として深刻なままだ。 ◇ 韓国の主要なメディアとされるのは新聞で、「朝鮮日報」「中央日報」「東亜日報」。ところ…
-
アーカイブの時代
優秀なはずの官僚たちが平然と「記録を破棄した」と言い張る情けないニッポン。いまこそ本格的なアーカイブが必要だ。 ◇ アーカイブとは何か。本書は簡潔に「後から振り返るために知を蓄積して利…
-
出版界風雲録
出版社が舞台のドラマのヒットで再び注目される出版界。その活力を伝える編集者の伝記や回想が目白押しだ。 ◇ よくぞ版元はこの本を出した、と評判になった力作ノンフィクション。講談社を設立し…
-
ウン×文化論
コロナ禍で自宅時間が長くなったおかげでトイレもきれいになったとか(笑い)。書店に並ぶウン×の雑学に耳を傾けてみよう。 ◇ 一見、典雅な西洋絵画をあしらった表紙。ところが! よーく目を近…