「表と裏」の法律知識
-
改正された自転車の交通ルール どこがどう変わるのか? しっかりおさらい
自転車の交通ルールが変わるのをご存じですか? 道路交通法の改正が5月17日に成立しました。これを機に、自転車の交通違反者に対する取り締まりが一気に増加すると思われます。 一体どこが変わるのか…
-
「袴田事件」は58年間…日本の再審制度は時間がかかりすぎる
1966年、静岡県で一家4人が殺害された「袴田事件」は、冤罪の疑いがあることで有名な事件です。死刑判決を言い渡された袴田氏は、58年もの間、無罪を訴え続けています。その再審で22日、検察側は改めて「…
-
いよいよ始まる「共同親権」制度の問題点は何か?
離婚後に父と母の双方が子どもの親権を持つ「共同親権」導入を柱とする改正民法が今月17日、参院本会議で与党などの賛成多数で可決、成立しました。 現在の民法では、離婚すると父母の一方しか親権者に…
-
新宿タワマン女性メッタ刺し殺人 犯人はどっちの“つきまとい”だったのか
5月8日、東京・新宿のタワーマンションの敷地内で51歳の男性が果物ナイフで25歳の女性をメッタ刺しにして殺害するという衝撃的な事件が発生しました。連日「ストーカー殺人」と騒がれています。 男…
-
17億円の損害賠償「払う気ない」と発言…「漫画村」運営者の言い分は通るのか
訴えていた出版社側によると、著作権に関する民事訴訟の判決としては、過去最大の賠償額とのことです。 著作者や出版社に無断で漫画などのコンテンツを公開する「海賊版サイト」のひとつである「漫画村」…
-
日本橋高島屋から盗まれた純金茶碗 買い取った業者の罪は?
先日、東京の日本橋高島屋で開催されていた金製品の展示即売会で、純金製の茶碗がショーケースの中からこつぜんと盗まれる事件が起きました。この茶碗は1040万円で販売されていましたが、その日のうちに窃盗犯…
-
減らない子どものSNS性被害…処罰が甘すぎるのか?
今の小学生は、低学年のうちから携帯電話やタブレットを操っています。そんな時流に乗じて、判断能力のない子どもたちを食い物にする性犯罪がまん延しています。 今年の2月、小学5年生の女児に自ら撮影…
-
SNSに不適切な投稿を繰り返し…岡口基一裁判官の罷免は妥当だったのか
令和6年4月3日、国会の裁判官弾劾裁判所は、SNSに不適切な投稿を繰り返し行ったことが、「裁判官としての威信を著しく失うべき非行があった」として仙台高等裁判所の岡口基一裁判官を辞めさせる罷免の判断を…
-
ドイツで大麻が合法化…日本でも2023年12月に大きな法改正があったが勘違いは禁物
ドイツで4月1日、18歳以上の大麻の所持・消費を条件付きで認める法律が施行され、大麻所持などが条件付きで合法化されることになりました。具体的には、個人で使用する目的であることを前提に、公共の場では2…
-
“頂き女子りりちゃん”こと渡邊真衣被告 懲役13年と罰金1200万円の求刑は重すぎるのか
“頂き女子りりちゃん”こと渡邊真衣被告の裁判が先日15日にありました。検察側は「真剣な交際を求める独身男性の心情につけこみ、繰り返し金銭を拠出させた卑劣な犯行」と指摘し、懲役13年と罰金1200万円…
-
「逆走しても大丈夫」「注意されるだけでしょ」…自転車の交通違反が許される時代はもう終わった
昨今、自転車の悪質・危険な運転による事故や交通違反は後を絶ちません。警察庁の統計によると、2023年中、自転車が当事者となった交通事故(自転車関連事故)は、7万2339件、事故全体に占める割合は23…
-
子どもへの盗撮を甘く考えていたら大変な事態に
またも教育現場での盗撮事件のニュースが流れました。 大手学習塾栄光ゼミナール系列の個別指導塾の教室長が、スマートフォンを用いて女性用トイレで盗撮をしたとして性的姿態撮影処罰法違反で逮捕されま…
-
性犯罪で被害者が誰なのかわからなくなる? その法改正、弁護士は大変です。
今年2月15日、性犯罪などの被害者の氏名や住所その他の個人情報を秘匿することができる規定を盛り込んだ改正刑事訴訟法が施行されました。この改正により、例えば、捜査段階の被疑者に対しては、被害者の氏名な…
-
東名あおり運転事件の被告が「俺が出るまで待っとけよ」…法廷での発言は罪になるの?
2017年6月、神奈川県内の東名高速道路で家族4人の乗るワゴン車に対し、執拗にあおり運転を繰り返した末、被害者らの乗る車両を無理やり止めさせ、夫婦2人を死亡させたとして話題になった東名あおり運転事件…
-
勾留中の19歳が健康状態悪化で死亡…警察官は「無罪推定の原則」を知らないのか?
今月2日、警視庁は留置場担当警察官ら計5人を業務上過失致死容疑で書類送検したことを発表しました。 昨年4月に警察署の留置場内に勾留中の男性(当時19歳)の健康状態が悪化していることを認識して…
-
戻らない高級腕時計…「トケマッチ事件」はどんな罪になるのか?
高級腕時計のシェアリングサービスを運営する会社「トケマッチ」が、1月31日、法人の解散とともにサービスの終了を発表しました。トケマッチはロレックスなどの高級腕時計を所有者から預かり、借りたい人にレン…
-
ホストの売春強要事件がなくならないのはナゼ?
これだけ大きな社会問題になっているのに、なかなか根絶できないものですね。「売掛金」がもとで、ホストが女性客に売春を強いる事件です。 先日も、売掛金を回収する目的で、ホストがホストクラブの女性…
-
コンビニコーヒー“量増し”不正行為7回、差額約500円…校長の懲戒免職は妥当なのか?
兵庫県の市立中学校の校長が、コンビニのセルフ式コーヒー抽出機で、購入サイズよりも大きなサイズの量を注いで持ち帰る不正をしたとして、刑事事件は不起訴となったものの、懲戒免職処分となったとの報道がありま…
-
小学生は弁護士という職業を知らない…それでも「タケシ弁護士」は有名で歓声があがった
毎年、地元の中学校や小学校にご招待いただき、職業講演会というかたちで弁護士の仕事についてお話しさせていただいています。先日も小学6年生を相手に講演をしてきました。 いつも感じることは、僕自身…
-
8歳の子どもを自宅に2週間置き去り…逮捕された母親はどんな罪に?
母親が交際相手の家に滞在していたおよそ2週間の間、当時8歳(小学3年生)の息子を自宅に置き去りにしたとして、保護責任者遺棄の疑いで、平塚市の母親(25)が逮捕された事件がありました。 アパー…