フワちゃんも誤爆…オリンピックとSNSの怖さ
パリで開催中のオリンピックが盛り上がる裏で、選手や審判への誹謗(ひぼう)中傷が相次いでいます。日本オリンピック委員会は、投稿する際のマナーを求める異例の声明を出し、侮辱や脅迫などの行き過ぎた内容に対しては警察への通報や法的措置も検討すると発表しました。
芸能界でも、オリンピックに絡めたやす子さんの「やす子オリンピック 生きてるだけで偉いので皆優勝でーす」というポストに対し、フワちゃんがまさかの誤爆ポストをし、大騒ぎになっています。
6日には、パリパラリンピック、アーチェリー日本代表の選手が同じ競技のアスリートのブログに匿名で書き込みを行い名誉を毀損したとして、124万円の賠償を命じられたというニュースもありました。今回のオリンピックは、SNS上でのモラルを改めて問われるきっかけとしても注目を集めています。
SNS上の誹謗中傷は、名誉毀損罪(刑法230条)や侮辱罪(刑法231条)として刑事責任を求められたり、民法上の不法行為(民法709条)として慰謝料を請求されたりする場合があります。侮辱罪に関しては、2年前の令和4年の改正で刑罰がこれまでより重くなり、時代の流れとともに罪の重さは変わっています。