NHK朝ドラ「虎に翼」で話題…弁護士になるための最新情報
7月10日から14日にかけて、令和6年司法試験が行われました。約4000人が受験し、ここから未来の弁護士、裁判官、検察官が誕生することになります。
最近、弁護士、裁判官などを務めた女性の半生を描いた連続テレビ小説「虎に翼」の放送のおかげもあって、「弁護士」という職業が注目を集めているようです。
弁護士になるには司法試験に合格しなければならないというのはだれもがご存じでしょう。ただ、司法試験を受けるためには、受験資格を取得しなければならないことや司法試験に合格したからといって、すぐに弁護士になれないことはあまり知られていません。
まず司法試験の受験資格を得るためには、①いわゆるロースクール(法科大学院)を修了する、または修了見込みであること②「予備試験」という試験に合格することのいずれかを満たす必要があります。ロースクールでは2年または3年かけてカリキュラムをこなし、基本的な法的思考、知識を身につけることになります。一方で予備試験の場合、毎年の合格者が数百人と、かなり狭き門になりますが、大学院課程を修了せずとも司法試験の受験資格を得ることができ、このルートで高校生が司法試験に合格した例もあります。