日本ラグビーの光と影
-
ベスト8をかけた大一番は難敵・スコットランドとの最終戦
10月に入ると、いよいよ日本にとって命運をかけた戦いが始まる。まず5日にサモアとの対戦が待っている(豊田=午後7時30分キックオフ)。 サモアとは前回大会でも対戦。周到な準備が功を奏して26…
-
世界1位アイルランド戦はプレーの精度が厳しく問われる
日本にとって真価が問われるのが、28日午後4時15分キックオフのアイルランド戦(静岡)だ。 アイルランドは、直近の世界ランキングで史上初めて1位に躍り出た。 ジョー・シュミットHC(…
-
日本の使命は開幕戦で4トライ以上のボーナスポイント獲得
いよいよ20日・金曜日にラグビーW杯が開幕する。サッカーW杯、夏季五輪とともに世界3大スポーツイベントといわれるが、ラグビーファン以外の日本人には馴染みが少なく、どこが面白いのか、首をかしげている人…
-
ジェイミー流を体現 田村優の双肩にかかるチームの行方
紆余曲折を経ながらもジェイミー・ジョセフHC(ヘッドコーチ)率いる日本代表は、1週間後にロシアとW杯開幕戦を戦うところまでたどり着いた。この間、W杯で直接対戦するアイルランドに連敗。オーストラリアや…
-
開幕前に選手は課題を問われ「ディテール」と答えるのか?
キックが世界的に重要な戦術としてクローズアップされたのは、組織防御が急激に進化して、普通にパスを回すだけではトライが取れないようになってきたからだった。 ジェイミー・ジョセフHC(ヘッドコー…
-
王国NZで代表に上り詰めたレジェンドの方針転換は裏目に…
W杯に日本代表を率いて臨む指揮官のジェイミー・ジョセフHC(ヘッドコーチ)は、来日前に母国ニュージーランドでハイランダーズを率い、スーパーラグビー優勝という実績を残している。 それが評価されての日本…
-
攻撃回数上回るも大敗…露呈した“ジェイミーHC流”の限界
6日の南アフリカ戦で日本はどう戦ったのか。 試合のスタッツを見ると、日本は意外に健闘している。起点よりも前にボールを運んだ攻撃回数を表す「ゲインラインサクセス」は、日本が54で南アが27。つ…
-
W杯前最後の強化試合 南ア戦は試合も運営も惨敗だった
20日のW杯開幕が近づくにつれて、日本代表への応援が盛り上がっている。6日に熊谷ラグビー場で行われた日本対南アフリカのテストマッチには、2万2000人を超える観客が詰めかけ、応援に声をからした。 …
-
今夜の南アフリカ戦で現HCジェイミー流の真価を問われる
2012年4月に日本代表HC(ヘッドコーチ)に就任したエディー・ジョーンズのモットーは「選手をハッピーにしない」だ。 高い目標を設定して、「ハードワーク」を課す。言動も、威圧的で攻撃的だ。こ…
-
不可解な続投に二重契約…ラグビー代表監督巡る混乱の歴史
2004年、日本代表は秋のヨーロッパ遠征で、前年のW杯で11―32と健闘したスコットランドに8―100と大敗した。 これに激怒したのが、宿澤広朗だった。宿澤は00年に強化委員長に就任するや、…
-
W杯ではその国が独自に築いた「ラグビー文化」が問われる
ラグビーのプロ化は、1995年のW杯終了後に突然やってきた。 長くアマチュアリズム堅守の立場を取ってきた国際ラグビーボード(IRB)が「オープン化」を宣言。南半球では翌96年に、現在のスーパ…
-
報道陣を唖然とさせた145失点の大惨敗と強化委員長の総括
南ア戦の勝利が1991年の第2回大会ジンバブエ戦(52―8)以来24年ぶりだった事実が物語るように、これまで日本はW杯で好成績を残せなかった。そこに、日本でラグビーW杯の認知度が低かった最大の原因が…
-
“非伝統国”で初開催される今大会を世界中の関係者が注目
9月20日から、ラグビーワールドカップ(W杯)が開幕する。 サッカーW杯、夏の五輪とともに世界3大スポーツイベントに数えられるラグビーW杯だが、日本ではもうひとつ盛り上がりに欠けている。 …