ラサール石井 東憤西笑
-
今週末は参院選 耳を疑うような暴言失言の与党にナメられっぱなしでいいんですかい
いよいよ今週末は参院選の投票日だ。世の中は盛り上がっているのか。いやそれほどでもないだろう。ワイドショーでも選挙の報道はほとんどなく候補者の名前も知らない人がほとんどか。逆に事前予想などいらないのに…
-
神宮外苑の再開発問題 自然にも文化にもスポーツにも愛がない人たちが都民のオアシスを破壊する
神宮外苑の再開発に住民が反対しているのはご存じだろう。樹齢100年もの巨木が1000本近く伐採されるという。しかしよく調べてみると、開発はそれだけの問題ではなかった。 反対運動の中心はアメリ…
-
夏フェス開催 “差別なし・忖度なし”の笑いを豪華メンバーが1週間ぶち抜きで!
宣伝します! 清水宏、ぜんじろう、インコさん、そして私が所属する日本スタンダップコメディ協会が、夏フェスを開催します。 差別なしで忖度のないしゃべりで笑いを呼ぶ、そんな我々が1週間ぶ…
-
戦前や明治どころか、日本は天保の時代から1ミリも変わっていない!
現在、長谷川伸の「瞼の母」をある劇団のために脚色している。昔映画で大流行した股旅ものの代表作、最近では草彅剛さんも演じ、歌舞伎では中村勘三郎の当たり狂言であった。 天保の時代、利根川の周辺、…
-
水道橋博士の参院選出馬は偶然が後押し 思惑や根回しとは無縁の候補者が政治を変える
水道橋博士がれいわ新選組から参院選に立候補する。 事の発端は博士が5月に維新の松井大阪市長に訴えられたのが始まりだ。博士はただ松井市長の過去の疑惑をまとめた他人のYouTube動画をリツイー…
-
熱海五郎一座が開幕 一日も早く何も気にせず大声で笑える時代を願って
今年もいよいよ新橋演舞場で熱海五郎一座が開幕した。コロナ禍になってもう3年目。仕方のないことだが、今回もいつもながらのマスクでの稽古場、そしてお客さまも全員マスクの観劇。 いまだに公演中止の…
-
今のマスコミは自分の足を食うタコやトンカツを食う豚のようなものだ
前回上島竜ちゃんの話を書いたら、ある人から「いつもこのコラムで怒ってばかりいないで、こういう人物評なんかをもっと書いてよ」と言われた。 確かにこのコラムのタイトル「東憤西笑」の通り、怒る話題…
-
上島竜兵さんの思い出…弟弟子であり劇団の後輩 「役者」としても味のあるいい芝居をした
ダチョウ倶楽部は、まだ僕たちコント赤信号が渋谷の道頓堀劇場というストリップ劇場にいた頃に結成した。 ある日、楽屋にフラッと肥後が現れた。お笑い芸人になりたくて沖縄から出てきたという。師匠の杉…
-
“ないもの”は倍増できない! 岸田さん、庶民がそこそこ貯金できる生活にして下さいよ
日本語というのは難しい。頭に少し文字を足しただけで、全く意味が違ってしまう。 岸田総理が総裁選で公約に掲げた、「所得倍増計画」。当初この頭には「令和の」という文字がついていた。つまりあの昭和…
-
安倍元首相が靖国神社に参拝するのなら沖縄の戦没者のためにも土下座すべきだ
「ウラジーミル、君と僕とは同じ未来を見ている」と言っていた安倍元総理、プーチンが「駆けて駆けて駆けぬいた」あげくウクライナまで行ってしまった現在の状況がその未来なのか。だったら今頃恥ずかしくて、人前に…
-
東大は河瀬直美、早稲田は是枝裕和…対照的だった映画監督の大学入学式でのスピーチ
春になり、各大学では入学式で著名人が祝辞を述べる習わしがあるらしいが、東京大学では河瀬直美監督、早稲田では是枝裕和監督という、どちらかといえば対照的な映画監督がスピーチした。どちらも全文をネット上で…
-
セミリタイア? 鎌倉への引っ越しを機に攻めのインプットに時間を割きたい
めでたいことに今回で連載100回目を迎えたそうで、これは実に喜ばしい。ひとえに毎回応援していただいている読者の皆さまのおかげだ。まことにありがたい次第である。最近では初めてお会いした方に「いつも見て…
-
大阪・松井市長 肝いりのカジノが黒字転換するのはなんと54年後…
今年に入りすでに3本の芝居を上演した。 そのおかげでスタンダップコメディ協会の活動になかなか参加できなかったが、先日久々に、ネタをやる機会があった。 粗大ゴミを捨てる顛末のネタのあと…
-
ゼレンスキー大統領の国会演説 耳を疑った山東昭子議長の「戦う勇気に感動」発言
ゼレンスキー大統領の国会演説の際の山東昭子議員の発言に耳を疑った。 「閣下が先頭に立ち、貴国の人々が命をも顧みず、祖国のために戦っている姿を拝見して、その勇気に感動しております」とのたまわった…
-
「三十郎大活劇」くしくも今回の演出作品は混迷の時代とリンクしてしまった
星屑の会「王将」が無事千秋楽を終え、1週間後にはPARCO主催の「三十郎大活劇」が幕を開ける。稽古期間から本番の間、2つの稽古場を往復し、起きている間はずっと芝居に関わっていた。もちろん役者と演出の…
-
軍事に依拠しない真の世界平和達成は果たして夢物語なのか
ロシアが核戦力を念頭に軍の戦力を引き上げたことに対し、国連のグテレス事務総長は「かつては考えられなかった核戦争が今や可能性があるところまで来ている」と危機感を示した。 まさか子供の頃にはマン…
-
星屑の会「王将」は関西弁の役をずっと断ってきたでんでんさんが哀愁ある坂田三吉に
「星屑の町」という売れないムード歌謡コーラスグループのお芝居をずっとやり続けてきた。そのための演劇集団が僕と相方の小宮や、でんでんさんたちと立ち上げた「星屑の会」というユニットだ。いつの間にか三十有余…
-
日本の核武装に言及する安倍元首相と橋下徹 フジテレビ対談の恐ろしさ
なんともあっけなく戦争が始まった。毎日見せられる映像は悪夢のようであり、始まってから1週間が映画のように進行していく。 2日で陥落すると予想された戦闘は長引いている。予想外にロシア軍が攻めあ…
-
大阪がコロナ禍で大変な時に“法的手続き”とか言ってる場合か、松井市長
水道橋博士が松井一郎大阪市長に訴えられようとしている。 事の発端は13日の博士のツイート。博士は金子吉友氏の「あつまれニュースの森」というYouTubeの「維新の闇!大阪市長・松井一郎の経歴…
-
“役立たず”アベノマスク再利用に右往左往 延々と質の悪いコントを見せられる国民
国会中継を見て驚いた。維新の会の市村議員がアベノマスクの再利用として「産着」を紹介し、マスク以外の利用法もあることを認めるよう厚労大臣に促したのだ。一体何を見せられているのだ我々は。質の悪いコントか…