本屋はワンダーランドだ!
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TOKIWADAI BASE(板橋・ときわ台)洋書の絵本や歌舞伎関連、投資関係誌まで個性的な貸棚がずらり
「ここ実家。母親が長い間、洋品店をやってたんです。閉めた後、どうするか。コミュニティービジネスのスクールに通い、ヒントをもらって2021年4月29日オープン。こうなりました」 店主の渡邉幸典さ…
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@ワンダーJG(神保町)本も雑誌もボリュームたっぷりの昭和文化の一大エリア
驚いた。120坪。とてもとても広い。靖国通り沿いにある、「20世紀記憶装置」をキャッチフレーズに映画、音楽ほか主にサブカル本がぎっしりの「@ワンダー」が2023年2月に2店舗目としてオープンした。パ…
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マルジナリア書店(府中・分倍河原)街並みが一望できる店内に人文書など選び抜かれた3000冊
分倍河原駅は初めてだが、迷いようがない。改札の目の前のビルの3階だから。エレベーターを降り、「どうぞどうぞ」と店主・小林えみさんに誘われるままに、まず店の最奥、カフェスペースへ。 うわー。歓…
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キャッツ ミャウ ブックス(西太子堂)実用書から小説、エッセー、絵本まで猫づくし
西太子堂駅からの道すがら、おや? 邸宅が集合住宅に変わっていた。一方、あの頃、リノベほやほやだった白い建物の猫本専門店「キャッツ ミャウ ブックス」が、すっかり「昔からの景色化」しているように思えた…
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古書 明日(下北沢)江戸・東京本から詩歌まで「そのときに取れたいいものを並べています」
下北沢駅の周りは工事だらけ。妙に迷ってしまい、途中、飲食店と美容院で「このへんに古本屋さんは?」と聞いたら、するすると教えてくれた。 「開業7年目ですが、30~40年前からあった元々の古本屋が…
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あぷりこっとつりー(吉祥寺)特長は科学系絵本と洋書の古本という絵本ショップ
ショップもカフェも個人経営の店ばかりだーと心躍りながら吉祥寺・中道通りを歩き、到着。絵本の店だから、女性の経営? と思ったのはジェンダーバイアスだと思い知る。店主は63歳の男性、藤原優さん。 …
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らんぷ堂(歌舞伎町)東京ミステリーサーカス内の謎解き本の専門書店
新宿・歌舞伎町のTOHOシネマズの東隣。ビルの地下1階~5階が「東京ミステリーサーカス」という空間だ。イベントチケットを買い、“刑務所”や“隠し金庫”など場内各所で謎を解く「リアル脱出ゲーム」を楽し…
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古書みつけ 浅草橋(浅草橋) 7坪のしゃれた空間に「柳橋文学」「芥川賞受賞作」などズラリ
「今では浅草まで地下鉄2駅ですが、ここ浅草橋はかつて奥州街道の要衝。江戸城三十六見附の一つ、『浅草見附』があった場所なんです」 入り口に迎え出てくれた店主・伊勢新九朗さんに「店名はどこから?」…
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パン屋の本屋(日暮里) 中庭でパン屋とつながった“とんがらない”選書の本屋
変わった名前だ。でも、日暮里駅から住宅街を歩いた先に忽然と現れたウッディーな建物2つが連なる光景に納得する。「ひぐらしガーデン」という商業施設の中に、カフェ併設の「ひぐらしベーカリー」と中庭でつなが…
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フォルモサ書院(大阪・南森町)台湾を中心に国内外の「旅」が詰まった古書店
“日本一長いアーケード商店街”で知られる全長2.6キロの大阪・天神橋筋商店街の中ほど。昭和40年代築のビルの2階に店がある。 入り口前の壁を台湾の古地図が占領。色調が渋い。1660年のもの(複…
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猫の本棚(神保町)あの大島渚監督の遺本「大島文庫」から「大森文庫」「青山文庫」まで
神保町の一隅。外壁レンガのビルに、青色枠のガラス窓。入ると、昨年1月オープンなのに、「もう長いです」然と見えるのは、アンティークな空気に満ちているからだろうか。 3カ所に独特の彩色でウサギが…
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街々書林(吉祥寺)店主は旅行作家 自然、民俗、食…旅先への興味が湧いてくる1500冊
「こんにちは」と店に入ると、店主・小柳淳さんが「先週の記事(この欄)見ましたよ。井上さん、奈良の出身なんだって?」と。 「はい、そうですけど」 「見てください、これ」 若草色、松葉…
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喜多の園(京都市左京区)千駄木から京都・哲学の道、そして京大前に移転
3度目の訪問だ。といっても、1度目は東京・千駄木にあった店へ2016年に。その後、「次は憧れの京都に出店します」と、いったん地元長野へお戻りになった後、マジで京都・哲学の道沿いに開店されたのが21年…
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MoMoBooks(モモブックス)(大阪・九条)ステキな応援団がいる築70余年の長屋の本屋
店頭で、「いらっしゃい。いい店やからね、ゆっくりしていって」と御年80歳オーバー(推定)の女性。ステキな応援団ができている模様。大阪市西区の一隅に残る、おそらく築70余年の長屋に、今年3月オープンし…
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BOOK SHOP TRAVELLER(祖師ヶ谷大蔵)110の棚貸しと新刊書のミックスで5000冊!
「日本の小さな本屋さん」「東京わざわざ行きたい街の本屋さん」などの著者「BOOK SHOP LOVER」こと和氣正幸さん(38)。彼がマジで本屋を始めたよ──と聞き、飛んで行った。むむ? BOOK S…
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necoya books(立川)「猫のためになることをやりたくなって開業しました」
去年の8月オープン。神保町と三軒茶屋に次ぐ、都内3軒目の猫の本専門店だ。ただただ猫の本がいっぱいなのかな? くらいに思って訪れて「おみそれしました」である。 入り口左手のゆったりスペースに村…
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葉々社(梅屋敷)「別のお客さんの顔を思い浮かべて2冊取り寄せたりします」
京急蒲田駅の一つ手前、梅屋敷駅から商店街をほんの少し歩いて右折。「本」と書いた若葉色の暖簾が目印だ。入って正面に、「サルトル 嘔吐(新訳)」「フェルナンド・ペソア伝」「無知の涙」「死刑と日本人」など…
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ふげん社(目黒)「選書の基準は時代が変わっても座右の書になり続ける本ですね」
アンティークな一軒家。ガラスドアを開けると、左にコーヒーカウンター、右に木製階段。温かい明かりを放つ奥の部屋に本が並んでいるのが見える。 新富町にあった頃、何度か伺ったが、ここ目黒へ2020…
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フラヌール書店(西五反田)大型書店では目に留まらない本が目白押し
「フランス語で“考えを巡らしながら散歩する人”の意味。19世紀の末、近代化が押し寄せるパリの街を歩きながらフラヌールの意味を考察した哲学者ベンヤミンを学生の頃かじって、いつかこの言葉を使ってやろうと思…
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百年の二度寝(江古田)携帯マップでも見つからない!?雑貨屋の奥に店舗 7割新刊3割古本でコーナー作り
携帯のマップが「ここ」と示すのに、見当たらない。と思いきや「百年の二度寝 オイルライフの奥にあります」との看板発見。オイルライフは、まさに楽しい品々山盛りの雑貨屋さんだ。店内を通り抜けさせてもらって…