役に立つオモシロ医学論文
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認知症の予防には牛乳より豆乳が効果的…栄養学専門誌で報告
牛乳や乳製品は、ビタミンDやカルシウムなど、豊富な栄養素を含んでおり、健康の維持や増進にとって重要な食材だと考えられています。近年では、牛乳の摂取量と認知症の関連を調査した研究データも数多く報告され…
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インフルとコロナのワクチンは同時に接種しても問題ない? イスラエルの研究チームが報告
インフルエンザワクチンの接種は毎年10月ごろに開始されます。今年は新型コロナウイルスワクチンの令和5年秋開始接種と時期が重なるため、インフルエンザワクチンと新型コロナウイルスワクチンの同時接種を検討…
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乳幼児のテレビやスマホ画面の見過ぎは発達の遅れと関連?
テレビやゲーム機器、スマートフォンなどの画面を見ている時間を「スクリーンタイム」と呼びます。スクリーンタイムが長すぎると、頭痛、目の疲れ、集中力の低下など、体に大きな負担がかかります。そのため、子供…
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2回目以降の新型コロナワクチンは前回と同じ腕に接種すべき?
新型コロナウイルスワクチンが開発された当初、2回にわたって接種することが推奨されていました。一般的には、1回目と同じ腕に2回目のワクチンを接種します。しかし、2回目のワクチンを1回目と反対の腕に接種…
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高齢者にとって安全性の高いコロナワクチンは? ファイザーとモデルナを比較
新型コロナウイルスワクチンの安全性について、高齢者を対象とした研究や、異なるワクチン同士を比較した研究は限られていました。そんな中、高齢者に対する新型コロナウイルスワクチンの安全性について、ファイザ…
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中国ではゼロコロナ政策中止から2カ月で約190万人の超過死亡…3大学の詳報資料などから推計
新型コロナウイルスの感染拡大を、都市封鎖などの強権的な手法を用いて抑え込もうとする政策は「ゼロコロナ政策」と呼ばれます。特に中国では、徹底したゼロコロナ政策が実施され、新型コロナウイルス感染症による…
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コロナ禍では職場での感染予防策が恋愛活動を活発化させる
一般的に、家族と時間を過ごすことは、孤独感をやわらげ、精神的な健康状態を良好に保つと考えられます。そのため、孤独を強く感じる独身者では、恋愛関係を築くことが精神的な安定にとって重要な要素といえるかも…
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ラーメンを食べるなら"穴あきレンゲ”がいいかも…塩分摂取量に違いが
血圧の値が高くなると、脳卒中の発症リスクが高まります。また、塩分の摂取量が多い人では、血圧が高くなる傾向にあります。日本人は、世界的にみても塩分の摂取量が多い一方で、減塩に対する関心が低い人も少なく…
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鼻をほじる習慣がある人は新型コロナに感染しやすい?
新型コロナウイルスは、感染者が咳やくしゃみをしたときに発する、ウイルスを含んだ飛沫によって感染します(飛沫感染)。また、ウイルスを含んだ飛沫を触った手が鼻や口の粘膜に触れることでも感染することがあり…
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コロナワクチンと超過死亡との関係は? 米研究チームが専門誌で報告
インターネット上では、「新型コロナウイルスワクチンの接種による超過死亡」といった情報をしばしば見かけます。超過死亡とは、集団の死亡率が一時的に増加し、本来的な死亡率の期待値を超えてしまう現象のことで…
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週末や祝日は太りやすい? 年末年始はより急激に体重が増加
肥満は、心臓病、脳卒中、糖尿病、自尊心の低下、うつ病など、さまざまな病気の発症や心理的な悪影響と関連することが知られています。むろん、成人の体重は常に一定ではなく、1日ごとにわずかな変化を認めます。…
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真夏の暑い日には差別的なツイートが増える…40億件の投稿を分析
温暖化をはじめとした気候の変動は、二酸化炭素の排出量増加など、人間の生産活動が主な原因だと考えられています。気候変動はまた、人間の性格傾向にも関連している可能性があります。特に高温環境では、暴力性や…
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コロナのパンデミックが子供の発達を遅らせる?日本の研究報告
子供たちが豊かな感情や主体性を身につけ、新しい能力を発達させる過程には、生活環境や身近な人との関係性が重要です。しかし、コロナ禍を通じて、子供たちの生活環境や人間関係にもさまざまな変化が生じました。…
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「幸福度」の高さが心臓病による死亡率に影響を与える?
医療や福祉サービスが充実しており、安全で清潔な環境で生活する人々は、そうでない環境で生活する人々と比べて、幸福を感じる度合いが高いといえます。また、幸福度が高い社会では、日常生活におけるストレスが減…
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コロナワクチンは夕方よりも日中に接種すべき? 米医学誌で報告
地球上の生物は、約24時間の周期で体内環境を変化させることが知られています。人間においても体温やホルモン分泌など体の基本的な機能は約24時間のリズムを示すことが分かっており、このリズムを「概日リズム…
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学校でのマスク着用義務化の効果は? スイスの研究チームが報告
新型コロナウイルスを5類感染症へ移したことに伴い、文部科学省は学校教育活動においてマスクの着用を求めないこととしました。一方、マスクの着用と感染リスクの低下を報告した研究は少なくありません。 …
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ワクチン未接種ではコロナ後遺症を発症しやすい? 感染後2年の追跡調査で明らかに
新型コロナウイルスに感染すると、症状が長引いたり、治まっても再発することがあり、このような状態は「コロナ後遺症」(罹患後症状)と呼ばれます。特にワクチンを接種していない人では、コロナ後遺症を発症しや…
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子供のお留守番は虫歯のリスクと関連 東京の小学生調査で判明
通信教育事業などを展開する日本の大手企業が実施した調査によれば、初めて子供だけで留守番をさせた時期は、小学校1年生という回答が最多でした。子供を家で1人にさせることは、自立心を育む良い機会と考えるこ…
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熱帯夜は6月半ばの「初夏」が要注意! 死亡リスクが9%上昇する
地球の温暖化によって、平均気温は世界的に上昇していることが知られています。気温の上昇は健康状態にもさまざまな影響を与え、死亡リスクの増加を引き起こす可能性も報告されていました。一方、これまでに報告さ…
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コロナワクチンの推奨キャンペーンで子供の欠席日数が激減?
コロナ禍の2020年において、世界で最も広く実施された感染予防策は学校の休校であり、世界中の学生の9割以上に影響を及ぼしたことが報告されています。 その後も、新型コロナウイルス感染症による学…