検査数値 裏読みナナメ読み
-
海外旅行で感染 A型とB型の肝炎はワクチンで予防する
夏休みに海外旅行を計画している方は、少なくないでしょう。各種統計を見ると、この時季の海外旅行者数は毎年、250万人以上。そういう人は楽しみが尽きないでしょうが、注意したいこともあります。それが感染症…
-
体温計の“ピピピ”が分からず…ヘッドホン難聴を疑うときは
友人と外で会話をしていると、相手の声が聞こえにくくて、「えっ、何?」と聞き返すことがあるでしょう。それが周りの音などのせいなら問題ないでしょうが、騒音環境にたえず身を置いていると、単なる聞こえにくさ…
-
倦怠感は病気か 血液検査で見分ける糖尿病と肝炎の可能性
梅雨から夏にかけては気圧の変化や気温の急上昇などで体調を崩しやすい。「何となくダルい」「最近疲れ気味で……」といった声をよく耳にします。一時的な過労や過度の運動などによるものなら、問題はなく、十分に…
-
頭痛の原因が頭でなければ…目、耳、鼻、歯にアリ
頭痛に困った経験は少なからずあるでしょう。軽い痛みでも、仕事や生活に支障があって、目の前のことに集中できません。ひどい頭痛ならなおさらで、厄介です。今週芸能界を騒然とさせたジャニー喜多川さんも、おそ…
-
冷房以外に原因が 喉のイガイガは薬でダメなら胃カメラを
ジメジメと暑くなり、クーラーが活躍する季節です。寝ているときも使うようになると、喉がイガイガして、つらそうにして来られる方が増えます。医学的には咽喉頭異常感症といって、さまざまな病気を網羅する総称で…
-
感染症や生活習慣病で悪化 むくみの原因は尿タンパクで
本州の広いエリアが梅雨入りし、関東はジメジメとした日が続きます。涼しい社内で、冷たいものを一口、そしてもう一口。この先、夏にかけて暑さが増すと、外に出るのがおっくうになりがちです。それで、運動不足で…
-
胃カメラ異常なし更年期でもない 女性の不調の意外な原因
梅雨入りした東京は、ハッキリしない天気が続きます。それでも、あと1カ月もすれば暑い夏です。昨年のような猛暑はうんざりで、夏バテで体調を崩した方が、とても多くいらしたことを思い出します。 あれ…
-
見逃されがちな動悸の原因 ホルター心電図をやってみる
心臓が規則的に拍動しているときに、時々、ふいに不整脈が一拍入ることがあるでしょう。私も経験がありますが、とても気分が悪い。期外収縮といって、最も頻度の高い不整脈です。 いつもは自覚しない心臓…
-
胃もたれと胸焼け…がんとの結びつきが強いのはどっち?
消化器系のありふれた症状のひとつに胃もたれや胸やけがあります。どちらも、食べ過ぎ、飲み過ぎと密接に関係していて、歓送迎会や飲み会などの後に誰しも一度や二度は経験があるでしょう。そういう時は、往々にし…
-
漏らす人も…頻尿の一因「過活動膀胱」は内視鏡で内圧測定
患者さんと接していると、頻尿を気にされる方は少なくありません。これから暑くなりますが、トイレが近くなったり、夜目が覚めたりするのを嫌がって、水分摂取をためらう方も。適切な水分摂取は脱水予防に大切です…
-
白内障なら細隙灯顕微鏡検査 失明原因の4疾患の検査法は?
私の専門は耳鼻科ですが、産業医として働いている方に接していると、目の悩みを耳にすることがよくあります。新聞や小説など細かい文字が見えにくい、目の疲れがつらい、まぶしくて見えにくいといった日常生活の悩…
-
腰痛で原因特定は15% ヘルニアも狭窄症もMRIが決め手
旅行したり、キャンプしたり。GWにあちこち出掛けると、気持ちはリフレッシュしますが、運転や新幹線・飛行機などの移動で長時間、座っていると、腰への疲労が蓄積します。そのままデスクワークに入ると、大変で…
-
原因はさまざま めまいをチェックする眼振検査の中身
めまいは、耳鼻科で扱う病気ですが、平衡感覚に関係する内耳や視覚などの異常が重なっているケースもあれば、血圧や脈拍の変動、貧血などによって起こるケースもあります。原因がさまざまで、いろいろな病気が関係…
-
慢性的な痰が喉に…CT検査で調べるのは「鼻」と「肺」
風邪や鼻炎などで痰や鼻水に苦しんだことがあるでしょう。病気でなくても、痰や鼻水などは口から出るだけでなく、半分は喉の後ろから食道を通って胃に落ちるので、問題はありません。医学的には後鼻漏といいます。…
-
長引く咳に多くの病気リスク 見極めは肺活量と薬の効き目
熱はひいたのに、咳が止まらなくて……。このところの寒暖差で、風邪で受診される方が目立ちます。咳だけ残るという方が少なくありません。痰が絡んだような湿った咳ではなく、乾いた咳です。慢性の乾いた咳だと、…
-
咳・痰が長引く…胸部レントゲンの他にプラスしたい検査は
患者さんの訴えで最も多いのは、咳と痰です。インフルエンザが疑われる時は、「咳が出て風邪かな」と受診された人にも、発熱や関節の痛みなどがあれば、念のためインフルエンザウイルスの有無を調べる検査を行いま…
-
血小板は肝臓の悪化を見抜く指標 20万個未満は肝炎の疑い
転んですり傷ができて出血しても、しばらくするとカサブタができて出血は止まります。カサブタは傷口を塞ぐノリのような働きをしていて、その中心的な役割をなすのが、血液の中を流れている血小板です。 …
-
毎年検査で精度アップ 便潜血の大腸がん発見率は3年で97%
がんの検査は、CTやPETなどのほか、内視鏡などがあります。最近は1滴で分かる血液検査の精度もグンとアップ。その点でいうと、トイレで便を採取する便潜血検査は、古めかしくて、ちょっと不衛生なイメージで…
-
食事制限の"解禁日"もよし 糖尿病ならHbA1c「6%台前半」を
糖尿病は、人工透析につながる腎症や光を失う網膜症などの合併症がある点で、生活習慣病の中でも特に厄介です。それをチェックする検査が空腹時血糖値。企業健診に含まれるため、おなじみでしょう。110㎎/デシ…
-
要注意はビールより紹興酒 「尿酸値」が正常でも痛風に
春が近づいているとはいえ、朝晩の冷えが残るこの時季は、窓ガラスに結露ができることがあります。実は、そのメカニズムは、体内で痛風が発症するメカニズムに近い。今回は痛風の原因物質、尿酸の検査について紹介…