感染症や生活習慣病で悪化 むくみの原因は尿タンパクで
本州の広いエリアが梅雨入りし、関東はジメジメとした日が続きます。涼しい社内で、冷たいものを一口、そしてもう一口。この先、夏にかけて暑さが増すと、外に出るのがおっくうになりがちです。それで、運動不足で冷たいものを口にすることが増えると、むくみます。
単なる水分の取り過ぎなら、少し控えたり、運動量を増やしたりすればよく、それほど気にすることはありません。しかし、中高年になると、多かれ少なかれ、筋肉量も運動量も減る一方、いろいろな病気が絡んでくることも。そうすると、病気によるむくみでも、生活習慣に伴うむくみと誤解しかねません。
「最近、むくむなぁ」と思ったら念のために、受診するのが無難です。むくみを起こす病気として内科的に疑われるのは腎臓の異常が一番ですが、心臓や肝臓の異常、さらに薬の副作用でも生じることがあり、さまざまな検査結果を一つ一つ吟味することがとても大切です。
読者にそのすべてを説明するのは合理的ではないので、特に重要なものとして尿検査について説明しましょう。