胃もたれと胸焼け…がんとの結びつきが強いのはどっち?
消化器系のありふれた症状のひとつに胃もたれや胸やけがあります。どちらも、食べ過ぎ、飲み過ぎと密接に関係していて、歓送迎会や飲み会などの後に誰しも一度や二度は経験があるでしょう。そういう時は、往々にして市販薬を飲むなどして様子を見るはず。それでしばらくすれば、多くは良くなります。
たくさん食べたり、飲んだりして、飲食物が胃の中に長時間とどまっているのが胃もたれです。量の問題だけでなく、消化しにくいものを食べた時にも生じます。揚げ物や脂肪の多い肉などです。
もうひとつは、空腹時。暴飲暴食がたたって、食欲が薄れて、食べていないのに胃がもたれること、ありますよね。そういう時は胃の粘膜が胃酸で荒れて、胃もたれを感じるのです。
いずれにしても、胃もたれの背景には、ストレスや加齢などによって、胃の運動や消化機能が落ちていることも少なくありませんが、胃もたれは、食べ方を注意すれば、多くは予防が可能。見逃せないのは、胸やけの方です。
一般に、胸やけは胸がチリチリするような感じを指しますが、胃液が逆流して酸っぱさを感じたり、声がかれたり、咳が出たり、さらに胸痛を感じたりすることも。