Dr.中川 がんサバイバーの知恵
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難治性のスキルス性胃がんに分子標的薬が有効な可能性も
今年2月、現役時代も引退後もヤクルト一筋で活躍した安田猛さんの命を奪ったのは、スキルス性胃がんでした。享年73。2017年にステージ4と診断されたときは、「余命1年」といわれたそうですが、現役時代さ…
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コロナ禍でのがん治療の遅れを回避するため医師に聞くべきこと
新型コロナウイルスの感染者が急速に広がり、各地で医療提供体制が逼迫しています。そんな状況から神奈川県の黒岩知事は6日、コロナ病床を確保するため、緊急性の低い入院や手術を一時停止するよう病院に要請しま…
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体格と肺がんのリスク 身長170センチなら66キロで2割、55キロで5割増
頑張ってダイエットしている人には、気になるデータかもしれません。体格と肺がんのリスクを調べたところ、痩せている人の方が肺がんリスクが高い傾向が明らかになったのです。国立がん研究センター予防研究グルー…
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riceボーカル櫻井有紀さんが喉頭がんの発症告白 早期なら放射線30回で完治
声帯は、声を出すのに重要な器官。そこにがんができたとブログで告白したのが、バンド「rice」のボーカル櫻井有紀さんです。 「この度喉(声)の不調の為、7.20(火)に全身麻酔下での喉頭微細手術…
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俳優・辻萬長さんが治療で大河ドラマ降板 腎盂がんは30%が膀胱にも転移
残念なニュースです。俳優の辻萬長さん(77)が、腎盂がんの治療のため、来年の大河ドラマを降板すると報じられました。 腎盂は、腎臓の中にあり、じょうごのような役目を果たしています。糸球体で作ら…
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東ちづるさんは内視鏡で切除 胃がんのセカンドオピニオンは消化器内科で
新型コロナ禍の拡大で受診を控える動きが問題となっています。女優の東ちづるさん(61)もそうだったようです。報道によると、胃潰瘍だと思い込んでギリギリまで我慢していた胃の痛みの正体は、胃がんだったとい…
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大腸がんだった大島康徳さんは70歳で…高身長の人は生活改善を積極的に
中日や日本ハムで活躍した野球解説者の大島康徳さんが大腸がんのため亡くなりました。享年70。最期まで前向きにがんと向き合ってブログを更新し続ける姿は、多くのファンやがん患者に勇気を与えたと思います。 …
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だいたひかるさんは順調 がんと不妊治療を両立させる女性のプランは3つ
晩婚化が進んでいるだけに、参考になるかもしれません。お笑いタレントのだいたひかるさん(46)は乳がんの治療を中断して不妊治療で子供を授かり、赤ちゃんが順調に成長していることをブログで報告。9週目の妊…
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血液1滴でOKのがん検査 陽性ではセカンドオピニオンが不可欠
血液1滴で13種類のがんを早期発見――。夢のような技術が、もうすぐ実用化されそうです。 血液でがんを調べる検査は、腫瘍マーカーがあります。がんによって増える特定のタンパク質や酵素を調べる検査…
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立川談笑は全摘も…超低&低リスク甲状腺がんは手術しない
落語家にとって声は命です。甲状腺がんの摘出手術を受けた立川談笑さん(55)が高座に復帰されたのは何よりのニュースでしょう。 肺の検診でたまたま甲状腺の腫瘍が見つかり、58ミリの大きさだったと…
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小倉智昭は勃起しないが…男性機能はがん治療でこう変わる
膀胱がんや前立腺がん、直腸がんなどの手術で、勃起や射精に関係する神経が障害されると、性機能障害が起こることがあります。これらのがんは早期なら治りやすく、たとえば前立腺がんで腫瘍が前立腺にとどまってい…
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5年では不足、「10年生存率」が必要なタイプのがんもある
がんの治療成績を示す指標に5年生存率があります。国立がん研究センターは、その2倍の期間の10年生存率を公表。話題を呼んでいます。2008年に全国のがん診療拠点病院などで診断された約24万人のデータを…
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養老孟司が心筋梗塞に 医者嫌いが頼りにする「身体の声」
体の調子が悪いと、病院にかかると思います。生活習慣病や関節痛などの持病で定期的に通院している人もいるかもしれません。その一方で、世の中には病院嫌いの人もいます。不調を抱えながら受診を拒む人もいるでし…
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西郷輝彦が渡豪を発表 前立腺がん転移に有望な核医学治療
「このたび、最先端治療を受けるため、オーストラリアに来ました」 俳優の西郷輝彦さん(74)が、所属事務所を通じてこんなコメントを発表しました。2011年に前立腺がんを摘出したものの、再び前立腺…
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男女とも喉頭がん経験者トップ 2度目のがんのリスクと予防
がんは、細胞分裂によって生じるDNAのコピーミスが原因のひとつ。分裂が多くなればなるほど発症リスクが高まりますから、高齢社会を突き進む日本でがん患者が増えるのは、ある意味必然といえます。 そ…
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がん患者のコロナワクチン副反応 健康な人より小さい意外性
新型コロナウイルスとの闘いでカギを握るワクチン接種が、高齢者で少しずつ進んでいます。高齢者は持病がある方も多く、がんの方は珍しくありません。そこで気になるのが、がん患者のワクチン接種の安全性でしょう…
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葛城ユキはステージ4 腹膜がんは卵巣がんと同じ治療で克服
パワフルなハスキーボイスでおなじみの歌手の葛城ユキさんが、原発性腹膜がんだと報じられました。歌手の平浩二さんがくも膜下出血で緊急搬送されたことで、あすはわが身と心配されたのか、人間ドックを受診。ステ…
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気になるホクロを見つけたらコインと一緒にスマホで撮影を
東京は、初夏を思わせる毎日です。日増しに日差しが強くなる中、気になるニュースが報じられました。俳優のヒュー・ジャックマン(52)が、皮膚がん検査を呼びかけているのです。 インスタグラムの投稿…
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佐藤弥生が乳房全摘した非浸潤性乳がん 若ければ経過観察も
乳がんの手術を受ける人のうち3人に2人は、乳房温存手術を受けています。乳頭と乳輪を残してがんを部分的に切除する方法です。全摘しないため、乳房の変形も比較的に軽度で済みます。 しかし、ステージ…
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“予言”を上回る超回復 池江選手の五輪と発症年齢の関係
明るいニュースに日本中が沸いています。白血病を克服した競泳の池江璃花子選手(20)がメドレーと400メートルのリレーメンバーに選ばれたことです。このうれしい話題に元気をもらった方は少なくないでしょう…