時間栄養学と旬の食材
-
【チヂミユキナ】カルシウムは牛乳並み…βーカロテンとビタミンCが豊富で免疫力アップ
「ユキナ(雪菜)」と呼ばれる野菜にはたくさんの種類がありますが、チヂミユキナも雪菜の仲間のひとつです。 起源は中国野菜の一種であるターサイにあるとされていて、仙台で栽培されているうちに独自の…
-
【チョコレート】1日40グラム摂取でストレス関連ホルモンが減少
2月14日はバレンタインデー。いまが1年間でもっともチョコレート需要の高まる時期です。 チョコレートの起源は1847年、ジョセフ・フライ氏がココアバターを使用して初めて“飲むチョコ”から“食…
-
【オートミール】腸内環境を整える食物線維が白米の30倍、玄米の3倍
オートミールはオーツ麦を加工して作られるシリアル食品で、その名前は「oats(オーツ麦)」と「meal(食事)」の語句を組み合わせたものです。日本では燕麦と呼ばれ、小麦や麦、トウモロコシなどと同じ穀…
-
【はんぺん】牛肉並みのタンパク質量ながら低エネルギーで朝食におすすめ
おでんの中でも老若男女に愛されるはんぺんは室町時代から料理本に記載されるほど古くから存在しています。駿府の膳部半平が最初に作り、その名が「はんぺい」から「はんぺん」へと変化した説、「かまぼこのはへん…
-
【シジミ】疲れに効くオルチニンが豊富 朝に取ることが大切
シジミは日本人に古くから親しまれてきた二枚貝で、淡水や汽水(海水と淡水が混ざった塩分の薄い水、海岸周辺の川や、海とつながった湖など)域で収穫されます。通年で手に入る食材ですが、特に夏と冬が旬。冬が旬…
-
【台湾烏龍茶(冬片)】脂質とコレステロールの排泄を促す
台湾烏龍茶は台湾で生産される烏龍茶の総称。半発酵茶ならではのコクとすっきりした飲み口と、台湾茶ならではの丸い形状の茶葉、何度もお茶を楽しめる点も魅力的です。見た目が黄金色や薄い茶色で、フルーツのよう…
-
【フェヌグリーク・メティ】滋養強壮や栄養補給で授乳期女性に人気
フェヌグリークは、中東やアフリカ、インドで栽培され、古くから愛用されてきたハーブのひとつです。煎ったフェヌグリークの実(メティシード)を粉末にしたものは、カレーのスパイスとしても広く使われています。…
-
【ミカン】血行促進効果で手足の冷えや凝りを改善する
ミカンは日本で非常に人気のある果物のひとつで、一般的に「ミカン」と呼ばれるのは、日本人にとって最も馴染み深い品種である温州みかんではないでしょうか。中国の温州府にちなんで名付けられたのに、当の温州地…
-
【牛乳】夕方に果物と一緒に取ると骨を丈夫にしてくれる
牛乳は基本的に一年中流通していますが、牛乳中の脂肪が高くなる時季は冬! 寒い冬を乗り越えるために脂肪分の高い濃いミルクが出るのが特徴です。 ミルクという言葉自体は、紀元前4000~3000年…
-
【フグ】脂肪の蓄積を防ぐナイアシンが豊富…不眠症予防効果も
冬に旬を迎え、特に大晦日やお正月などの特別な行事で食されることも多いフグ。その歴史は古く、日本での記録は万葉集にもその記載があるほどです。フグが一般に食されるようになったのは、江戸時代後期から明治時…
-
【パルメザンチーズ】高齢者の骨粗しょう症予防におすすめ
パルメザンチーズはイタリアの特産品で、非常に硬くて粉状にすることができるハードチーズです。パルメザンチーズの製造は一年中行われているので特定の旬はないのですが、イタリア料理のおいしい季節は秋から冬。…
-
【ズワイガニ】疲労回復に役立つ栄養素が豊富な冬を代表する味覚
ズワイガニは全身が暗赤色をしているカニの仲間。ヤドカリの仲間で足が8本のタラバガニとは食感も違うため、また違った楽しみ方ができますね! 「ズワイ」の語源は細い木の枝を指す古語「楚(すわえ)」に…
-
【甜菜】豊富なオリゴ糖が腸内環境を改善…アトピーにも良い
甜菜(テンサイ)はもともとドイツで生まれた作物で、主にヨーロッパで生産されています。日本ではそのほとんどが北海道産。葉中で砂糖を作り、それを大根に似た根に蓄えるので「砂糖大根」とも呼ばれますが、大根…
-
【マッシュルーム】心とお腹の健康にプラス…免疫にも好影響
「シャンピニオン」はフランス語でキノコを指し、日本ではマッシュルームとして有名です。古代ローマの貴族たちはそのおいしさから、今のフランス方面にまで野生のマッシュルームを求めて採りに行かせたという記録も…
-
【ナメコ】「ぬめり」が腸内細菌を元気にして免疫力アップ
特徴的な外観とぬめりから「滑らっ子(ヌメラッコ)」が転じて名付けられたナメコは馴染みの深い食材です。でも、じつは食用として広く利用されているのは主に日本というから驚きです。 天然のナメコが最…
-
【鴨】理想的な脂肪酸バランスで冬におすすめ…体を温め胃もたれしにくい
日本に飛来する約30種類の中で狩猟が許可されている野生鴨(かも)は11種類で、マガモ、コガモ、カルガモなどが主に食用にされています。 近年ではその栄養価の高さから「ビューティーミート」とも呼…
-
【サツマイモ】1カ月半摂取で2型糖尿病が改善するとの研究も ビタミンCはリンゴの5倍
サツマイモはやせた土地でも育つため、飢饉(ききん)の際に多くの人々を救う食糧として重要な役割を果たした野菜です。熱帯アメリカ原産で、江戸時代に南九州に伝わり、そこから日本で栽培が始まったそう。九州の…
-
【アナゴ】DHAとEPAが豊富…ダイエットにもおすすめの食材
アナゴの旬は2回。6~8月のアナゴは脂が少なくさっぱりとした味わいが特徴です。「夏穴子」はかば焼きや天ぷらなどの濃い味付けと相性が良いとされています。 一方、10~12月の「冬穴子」は産卵前…
-
【とんぶり】朝、納豆に足すと体内時計のリセットに役立つ
あまり耳にしない名前ですが、箒(ほうき)にもなるホウキギという植物の実から作られます。その名前の由来は諸説ありますが、唐から伝来した意に、秋田の名産ハタハタの卵を意味する「ぶりこ」を合わせなまってで…
-
【アケビ】朝はシミ・そばかす予防、夜はメンテナンス効果
アケビは古くから日本や東アジアの山地に自生して食べられ、江戸時代にはアケビの種から油を採取する産業も存在していました。ちょうど今頃の季節に熟すと果皮がぱっくり開き、中の乳白色のゼリー状の甘い果実を食…