著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【台湾烏龍茶(冬片)】脂質とコレステロールの排泄を促す

公開日: 更新日:

 台湾烏龍茶は台湾で生産される烏龍茶の総称。半発酵茶ならではのコクとすっきりした飲み口と、台湾茶ならではの丸い形状の茶葉、何度もお茶を楽しめる点も魅力的です。見た目が黄金色や薄い茶色で、フルーツのような香りも楽しめるところが一般的な烏龍茶と異なっています。

 日本の新茶にあたる4~5月ごろに収穫した春摘み茶を「春茶」、春茶と並んで人気が高く、生産量も少ない冬に出回るのが「冬茶」です。2月下旬~3月にわずかに芽吹いた茶葉だけを使ったものを「早春茶」と呼ぶのですが、冬茶は冬至~大寒に作られるお茶を指します。慣習的には「冬茶以降、早春茶以前」のお茶をまとめて「冬片」と呼んでいます。

 基本的に気温が平年並み、もしくは中海抜以上のエリアでは、茶樹は休眠に入るので冬片は作られないのですが、冬の最中に暖かい気候が続くとその暖かさで芽が育ち、冬片を収穫することができるそうです。最近では地球温暖化の影響で、以前に比べると冬片を目にする機会は多くなっているとのこと。寒い冬の中で芽吹いた冬片は、まさに新生児のような柔らかさがあり、苦みも少なく大変飲みやすいといわれています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景