【マッシュルーム】心とお腹の健康にプラス…免疫にも好影響
「シャンピニオン」はフランス語でキノコを指し、日本ではマッシュルームとして有名です。古代ローマの貴族たちはそのおいしさから、今のフランス方面にまで野生のマッシュルームを求めて採りに行かせたという記録もあります。
栽培技術が発展したのは17世紀初めごろ。メロン栽培が盛んだったパリで、堆肥を発酵させた土壌から、突然マッシュルームが顔を出したのが始まりだそうです。その後、ヨーロッパ全土に広がったマッシュルームはアメリカへ渡り、「キノコ栽培の父」とも呼ばれた森本彦三郎氏が17年の歳月をかけて現地で栽培方法を学び、1922(大正11)年に日本で初めてマッシュルーム栽培を成功させたという感動的なお話もあります。
シチュー、パスタ、スープ、サラダ、ピザ、肉や魚料理などにも豊かな風味を添えてくれるマッシュルームは「世界で最も多く生産されるキノコ」といわれ、主要な生産国はアメリカ、中国、オランダ、フランスです。日本では千葉県が全体の約41.4%を生産してトップを誇っています。旭市や香取市などで栽培していて、主に白色の品種が多いです。かさが10センチ前後のジャンボマッシュルームの栽培も盛んだそうですよ!