新型コロナワクチンの疑問に答える
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新型コロナウイルスの「経口ワクチン」は作製が可能なのか
国民の大半がワクチン接種したイスラエルは、「デルタ株」によって感染者が再び増加している。今月1日から60歳以上を対象にした3回目のワクチン接種を始めたが、近く経口ワクチンの臨床試験も開始される見通し…
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ワクチン接種後の死亡事例751件 因果関係は本当にない?
新型コロナワクチン接種の副反応として、死亡事例との因果関係を懸念する声は多い。政府は、国の健康被害救済制度によって、遺族に4420万円を一時金として支払うと公表しているが、現時点で該当するケースはな…
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東京五輪 デルタ株の流行地域からの選手の対応は万全なのか
五輪組織委によれば、来日中の選手やスタッフの陽性者が、今月1日の公表開始から通算71人に上った(20日時点)。感染対策として一般国民との接触を断つ「バブル方式」が採用されたが、止まらない陽性者の報告…
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3回目接種のブースターは意味があるのか 抗体が強化される?
米製薬大手ファイザー社は今月、2回の接種を済ませた後の6~12カ月以内に3回目の接種が必要になることを示唆した。効果が落ちるためで、実際、人口の6割が2回の接種を終えたイスラエルでは、変異株による感…
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新型コロナワクチンはすでに1度罹患した人でも接種できる?
全国の多くの自治体で64歳以下の接種券配布が始まっている。大型接種会場や職域接種、自治体会場などで1度目のワクチン接種を終えた人もいるだろう。 【Q】新型コロナウイルスのワクチンはすでに1度罹…
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無症状の感染患者が接種しても問題ないのか 悪化はしない?
テレビ朝日系情報番組「グッド!モーニング」などで天気を担当する気象予報士の依田司さんが、新型コロナウイルスに感染した。6月24日に1回目のワクチン接種以降、高熱やだるさなど体調不良を訴え、当初は副反…
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ワクチンの効果はどれだけ持続するのか 専門医の予測は?
今月21日、加藤勝信官房長官は新型コロナウイルスワクチンについて「長期の有効性データは十分に得られていない」と話した。ただしファイザー、モデルナ両社のワクチンは、「2回目接種後6カ月時点で、一定の発…
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同じ「mRNAワクチン」でも製薬会社によって違いがあるのか
米バイオテクノロジー「ノババックス」は14日、新型コロナウイルスワクチンの大規模臨床試験で90・4%の有効性を確認したと発表した。9月末までに米食品医薬品局(FDA)に緊急使用許可を申請するという。…
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ワクチンの起源はいつ? 撲滅されたウイルスはあるのか
新型コロナウイルス感染症のワクチンは、ファイザー社やモデルナ社のmRNAワクチンが世界の主流になっている。mRNAの人類史上初の実用化で、効果や副反応が注目されているが、今回は「ワクチンの歴史」をひ…
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オリンピックが感染症の流行をつくり出すのはなぜですか?
東京五輪に参加予定のアスリートに対するワクチン接種が6月1日から始まった。すでに、オーストラリアのソフトボール選手団が合宿地の群馬県太田市に入ったが、県内ではインド変異株が7件確認され、拡大も懸念さ…
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新型コロナ治療薬の候補で効果が高いものはあるのか?
ワクチン接種と同時に注目されているのが、治療薬だ。今月11日、小野薬品の相良暁社長は2020年度決算会見で、慢性膵炎治療薬フオイパン錠(一般名カモスタットメシル酸塩)に新型コロナウイルス感染症の適応…
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年内に可能というが…国内ワクチンはいつ実用化されるのか
製薬大手「塩野義製薬」の手代木功社長は今月10日の決算発表会見で、新型コロナウイルスのワクチンについて「早ければ年内の供給が可能」と強調した。とはいえ臨床試験は昨年12月に始めたばかり。国内ワクチン…
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「インド型」と呼ばれる二重変異ウイルスはどのようなものか
今月11日、WHO(世界保健機関)はインドで確認された「変異ウイルス」の監視強化を発表した。インドでは1日に36万人以上の新規感染者が確認されている。日本政府もインドとパキスタン、ネパールに過去2週…
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新型コロナワクチンの「副反応」について正しい知識を学ぶ
新型コロナウイルスのワクチン接種は医療従事者に続いて、65歳以上の高齢者向けの接種が始まっているが、アナフィラキシーショックといった「副反応」が心配で決めかねる人も多いだろう。奥田先生も4月下旬に1…
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二重変異株も出現…なぜウイルスは変異を起こすのか?
国内で流行する変異株には英国型の「N501Y」のほか、「N501Y」と「E484K」の2種類の変異を持つブラジル型や南アフリカ型がある。さらに急速拡大が懸念されるのがインドで猛威を振るう二重変異株だ…
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ワクチンの接種は「N501Y」型の感染防止にどれぐらいの効果があるのか
大阪府や兵庫県を中心に新型コロナウイルスの感染再拡大が起きたのは、感染力の強い「変異株」が原因とされる。両府県での変異株の陽性率は約9割で、感染者が増えている首都圏でも5月には9割近くが変異株に置き…
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日本がワクチン開発に予算をかけないのはどうしてなのか
今月12日、65歳以上の高齢者への新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が始まった。全国3600万人を対象にしたワクチンは供給量の少なさから、開始できたのは全市区町村の1割弱だ。 高齢者のワ…
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新型コロナウイルスワクチン1年足らずで接種開始の背景は?
ワクチンの製造・販売の申請を行ってから開発までは早くて1年以上、通常は4年以上かかっている。ところが、新型コロナウイルスのワクチンは、最も早い米国で1年足らずで接種が始まった。その背景には何があった…
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厚労省のワクチン承認・使用手続きはどうなっているのか
今月12日には、高齢者3600万人のワクチン接種が始まる。ただし、国から自治体へのワクチンの配送は5月中旬ごろまでに820万人分と全体の4分の1程度だ。供給を増やすには、もっとワクチンの承認・使用許…
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バッハ会長発言で物議 中国製は欧米のワクチンと何が違う
今月、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は、「中国からワクチンを購入し、東京大会の参加者に提供する」と発表した。中国製は日本では未承認で、米国・英国メーカー製のワクチンに比べて、副作用のリ…