統合失調症のAI早期診断プログラム 5年以内の実用化を目指す

公開日: 更新日:

 100人に1人弱が発症するとされる「統合失調症」。発症から治療を開始するまでの時間が短いほど、よりよく回復するといわれている。

 しかし、その早期発見がなかなか難しい。他の精神疾患にも言えることだが、統合失調症は医師が症状と経過をみることにより診断され、客観的な検査などによる診断法が確立されていないからだ。

 たとえ診断されたとしても、統合失調症は「幻覚」や「妄想」を信じ込み、患者自身が病気だと思っていないことが多い。客観的な検査値などのデータが示せないため、治療の必要性を患者に納得してもらうのに時間がかかるのだ。

 そんな問題を改善しようと開発が進められているのが、「AI(人工知能)を活用した統合失調症の早期診断プログラム」。日本医療研究開発機構の今年度の「医工連携・人工知能実装研究事業」に採択されている。

 どんな医療機器プログラムを目指しているのか。研究開発代表者である国立精神・神経医療研究センター・精神保健研究所の橋本亮太部長(大阪大学招聘教授)が言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  2. 2

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 3

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  4. 4

    大阪万博「遠足」堺市の小・中学校8割が辞退の衝撃…無料招待でも安全への懸念広がる

  5. 5

    「クスリのアオキ」は売上高の5割がフード…新規出店に加え地場スーパーのM&Aで規模拡大

  1. 6

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  2. 7

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  3. 8

    189cmの阿部寛「キャスター」が好発進 日本も男女高身長俳優がドラマを席巻する時代に

  4. 9

    PL学園の選手はなぜ胸に手を当て、なんとつぶやいていたのか…強力打線と強靭メンタルの秘密

  5. 10

    悪質犯罪で逮捕!大商大・冨山監督の素性と大学球界の闇…中古車販売、犬のブリーダー、一口馬主