断捨離でシンプル&スタイリッシュ・ライフ編
「ディスプレイ収納のアイディア200」主婦の友社編
さまざまなモノがあふれる現代社会だが、身の回りを見てみるとなぜ持っているのか、本当に必要なのかが分からないモノも多い。近頃では、不要なモノの数を減らすことで人生を豊かにする生き方にも注目が集まっている。今回は、モノを手放すコツや、シンプルでスタイリッシュな収納術が分かる4冊をご紹介。年末の大掃除にも役立つはずだ。
「すっきりと片付かない」「モノが多くてゴチャゴチャしている」など、住まいにおける収納の悩みは尽きない。あらゆるモノを納戸に押し込んで外からは見えなくしても、今度は使いたいときに探すのが一苦労。永久にしまいっぱなしになるモノもある。
そこで、主婦の友社編「ディスプレイ収納のアイディア200」(主婦の友社 1500円+税)が提案するのが、ショップディスプレーのような収納。あえて見せる収納を実践することで、どこに何があるのか分かりやすくなり、かつ住まいもスタイリッシュに生まれ変わる。
プライベートファッションでジーンズを好むという人は、ついビンテージものにも手を出すなどして、その数がどんどん増えがち。しかし、畳んでしまっておくと、いざ選ぶときにいちいち広げるのが面倒で、タンスの肥やしにもなりやすい。そこでお勧めしたいのが、壁面に取り付けたフックにジーンズのベルトループを引っかけるだけのディスプレー収納。見た目のラフさもジーンズにぴったりで、取るのも戻すのもラクになる。
メガネやサングラスのコレクションが多い人は、カウンターデスクなどをディスプレーコーナーにして並べておくといい。大量に蔵書があって捨てられないという人は、壁面に棚を作り付け、ところどころに雑貨を置きながら本をインテリアの主役として活用してみよう。しまうのではなく外に出して“見せる”という発想の転換をすることで、住まいの雰囲気もガラリと変わるはずだ。
紐やテープ、画びょうなど日常で使う雑貨類も、色別や種類別にして透明なガラス瓶に入れ、棚に並べておく。見た目が可愛らしいだけでなく、使いたいときにすぐに取り出せるし、見えていることでため込み過ぎの防止にもなるだろう。
ショップディスプレーを実践するには、まず余分なモノは処分しておくことがポイントとなる。“いつか使うかも”というモノはたいてい使われずに住まいの収納スペースを圧迫し続けるので、二度と手に入らないモノ以外は思い切って処分する。そして、高価だけれど趣味に合わなくなったモノも、惜しがらずにリサイクルやネットオークションを利用して手放してしまおう。