公開日: 更新日:

 地震、テロ、災害……なんだか不穏なことが続く世の中で、明日のことさえ信じられない気分のとき、ふと開いた本のページに見つけた一言に、はっとさせられることはないだろうか。本は、人がどんなに後ろ向きになった時でも、そしてどんなに不運が続く時でも、いつも静かにそばにいて最良の友となってくれる。

 そこで今回は、これからの人生を支える言葉を探しているあなたのために名言集を4冊ご紹介。

 人生思うようにいかず自暴自棄になりかけている時、「なぜオレだけがこんな目に……」とつい思ってしまいがちなもの。しかし歴史を振り返れば、辛酸をなめた人間はそれこそ世界中に山ほど存在する。そして世の理不尽に言葉で闘うのが哲学者の仕事なら、今まで受け継がれている彼らの言葉が教えてくれるものも多い。

 というわけで、まずは定番の常備薬的な言葉をお探しのアナタにオススメなのが「今を生きるための心のサプリメント 哲人・文豪・偉人 哲学の名言」(ファミマ・ドット・コム 680円+税)だ。

 収録されているのは、古くは老子から現代のスティーブ・ジョブズまでの50の言葉。それぞれの言葉が「自分を見つめる」「これが人と世の理」「前向きに生きる」の3つのコンセプトに分類されている。登場するのは、デカルト、釈迦、上杉謙信、ゲーテ、サルトル、ダンテ、プラトン、ヘミングウェー、ドラッカー、ホーキングなどのそうそうたる面々。彼らが残した言葉が生まれた背景や、今を生きる現代人がそれらの言葉をどう生かしたらいいのかについての解説もついている。

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭