「健康寿命 60のヒント」秋葉賢也著

公開日: 更新日:

 世界一の長寿国である日本。しかし、平均寿命は長いものの、実は“病気やケガなどで介護を必要とせず、生活が不自由にならない”年齢を指す「健康寿命」には問題がある。

 厚生労働省の調べによると、日本人の平均寿命と健康寿命の差は、男性で9年、女性で13年。つまり、人生の終盤の10年前後は、寝たきりになったり生命維持装置で生かされるなど“不健康”な状態になっている人が多いのだ。

 本書では、平均寿命と健康寿命の差をなくすための、さまざまな工夫を伝授。口腔ケアや骨の強化の重要性、そして女性の健康寿命が日本一長い静岡県が取り組むウオーキングの効果なども解説する。

 また、今年105歳を迎える現役内科医、日野原重明氏の生活習慣も紹介している。(東京書籍 1400円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    1年ぶりNHKレギュラー復活「ブラタモリ」が好調も…心配な観光番組化、案内役とのやり取りにも無理が

  2. 2

    大リストラの日産自動車に社外取締役8人が「居座り」の仰天…責任問う大合唱が止まらない

  3. 3

    眞子さん極秘出産で小室圭さんついにパパに…秋篠宮ご夫妻に初孫誕生で注目される「第一子の性別」

  4. 4

    広島新井監督がブチギレた阪神藤川監督の“無思慮”…視線合わせて握手も遺恨は消えず

  5. 5

    故・川田亜子さんトラブル判明した「謎の最期」から16年…TBS安住紳一郎アナが“あの曲”を再び

  1. 6

    三山凌輝活動休止への遅すぎた対応…SKY-HIがJYパークになれない理由

  2. 7

    所属先が突然の活動休止…体操金メダリストの兄と28年ロス五輪目指す弟が苦難を激白

  3. 8

    大阪万博は値下げ連発で赤字まっしぐら…今度は「駐車場料金」を割引、“後手後手対応”の根本原因とは

  4. 9

    芳根京子“1人勝ち”ムード…昭和新婚ラブコメ『めおと日和』大絶賛の裏に芸能界スキャンダル続きへのウンザリ感

  5. 10

    国民民主党・玉木代表は今もって家庭も職場も大炎上中…「離婚の危機」と文春砲