持ち前の男気がネックに 加藤浩次“大御所”へのアキレス腱
朝の情報番組「スッキリ!!」をはじめ4番組で司会を務め、所属する吉本興業の中でも明石家さんま、ダウンタウンに次ぐ稼ぎ頭の加藤浩次は、この4月で48歳になる年男。大御所といわれるベテラン司会者たちの番組が、ギャラ高額化のあおりで次々と終了する中、“ポスト大御所”の最右翼に挙げられるほど加藤の実績と安定感への評価は高い。
だが、そんな加藤にも不安要素はある。10年前に少女への淫行事件で芸能界を去っていた元相方の山本圭壱の存在だ。一昨年からフリーとしてお笑い活動を再開し、昨年夏には「めちゃ×2イケてるッ!」でテレビ復帰。9月には「極楽とんぼ」として復活ライブツアーをスタートさせ、千秋楽には事務所復帰も果たしたのだ。「極楽とんぼ」復活のために、加藤がどれだけ尽力したかは業界で語り草になるほどだった。だが、これが加藤の将来に暗雲を投げかけかねない状況なのだ。
「所属事務所やテレビ局関係者、プロモーター関係からスポンサーまで、頭を下げて回っていました。コンビが復活できたのもそのおかげです。しかし、和解も済み不起訴処分だったとはいえ、イメージは最悪。実際『めちゃイケ』のメーンスポンサーのひとつだった日清食品は山本が出演するということで契約を解除しています。そうなると局側としては安心して加藤を使えない。加藤が“コンビ愛”や持ち前の“男気”を発揮すればするほど、他の番組にも影響が出る恐れはある」(広告代理店関係者)