性の巨匠・武智鉄二の未公開作品「幻日」が神戸で上映

公開日: 更新日:

 映画史を塗り替えかねない“まぼろし”の未公開作品が発表された。

 昭和エロスの巨匠・武智鉄二(88年死去)。日本映画界の異端児と呼ばれた男が、夏目漱石「夢十夜」をエロチシズムに染め上げ、じっくり手掛けた「幻日」は長い間、行方不明とされていた。それが長い眠りから覚めて今、こつぜんとスクリーンに出現する。

「神戸映画資料館」で22日の午後2時30分から放映されるのである。

 ◇ ◇ ◇ 

 能面職人(内田良平)が、注文の若い能面を彫れず、気分転換に出掛けた街で出会った美女(柴田恒子)に誘われ、夢なのか、それとも現実なのか、摩訶不思議な体験をする。能面職人の妻に武智夫人の川口秀子。美女を連れ去る男には津崎公平。66年に完成したが、これまで一般公開されなかった「幻」の作品だ。

【10月21日(土)】 
13:00「暴行爛熟未亡人」
14:15「いろ乃湯 裸女百態」
15:40トーク①「桃色映画 ズームアップの時代」
17:30「OL初体験 後ろの悦しみ」

【10月22日(日)】 
13:00「色じかけ」
14:30「幻日」
16:00トーク②「発見された『幻日』と歌舞伎界の異端児・武智鉄二の軌跡」
17:50「女湯・女湯・女湯」

「神戸映画資料館」
兵庫県神戸市長田区腕塚町5―5―1 アスタくにづか1番館北棟2階
℡:078・754・8039
info@kobe-eiga.net

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    元フジテレビ長谷川豊アナが“おすぎ上納”告白で実名…佐々木恭子アナは災難か自業自得か

  2. 2

    中居正広は「地雷を踏んだ」のか…フジテレビに色濃く残る“上納体質”六本木『港会』の存在

  3. 3

    ビートたけし「俺なんか悪いことばっかりしたけど…」 松本人志&中居正広に語っていた自身の“引き際”

  4. 4

    「文春訂正」でフジテレビ大はしゃぎも…今田耕司、山里亮太、カンニング竹山ら“擁護”芸能人の行きつく先

  5. 5

    フジテレビ騒動で蒸し返される…“早期退職アナ”佐藤里佳さん苦言《役員の好みで採用》が話題

  1. 6

    《フジが反転攻勢》《どうする文春!》中居正広問題の文春記事訂正に大はしゃぎの違和感…“直取材”対象はどこにいる

  2. 7

    フジテレビ系の冬ドラマ「警察もの」2本はありえないお話しすぎてズッコケの連続

  3. 8

    フジ・メディアHD経営刷新委に吉田真貴子氏の名前…"高級和牛ステーキ接待"で辞職→天下り疑惑の元総務官僚

  4. 9

    中居正広氏は37年で築いた資産喪失の瀬戸際…不動産複数所有で倹約家も「違約金+α」の脅威

  5. 10

    極秘結婚の小島瑠璃子 略奪愛は打ち消されるも…思い出される「付き合う前にいたす」発言

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「二刀流」大谷翔平と「記録」にこだわったイチロー…天才2人の決定的な差異

  2. 2

    元フジテレビ長谷川豊アナが“おすぎ上納”告白で実名…佐々木恭子アナは災難か自業自得か

  3. 3

    元フジテレビ長谷川豊氏“危機管理のプロ”が古巣告発は禁じ手? 大反響の動画チャンネル行脚の裏事情

  4. 4

    2人の殿堂入りは確実…大谷翔平&イチロー「軌跡」にこれだけの酷似点

  5. 5

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  1. 6

    26億円投入のお台場巨大噴水事業が「フジ日枝案件」と露見…小池都知事による激怒と錯乱と珍答弁

  2. 7

    “かつての名門”武蔵の長期低落の深刻度…学習塾「鉄緑会」の指定校から外れたことも逆風に

  3. 8

    実にゆったりと楽そうに歌っている感じがする

  4. 9

    「(来季の去就は)マコト以外は全員白紙や!」星野監督が全員の前で放った言葉を意気に感じた

  5. 10

    岩井姉妹らツアールーキーたちを狙い撃ち? まるで嫌がらせ…米女子ゴルフの「厳しい洗礼」はトラウマ級