性の巨匠・武智鉄二の未公開作品「幻日」が神戸で上映
映画史を塗り替えかねない“まぼろし”の未公開作品が発表された。
昭和エロスの巨匠・武智鉄二(88年死去)。日本映画界の異端児と呼ばれた男が、夏目漱石「夢十夜」をエロチシズムに染め上げ、じっくり手掛けた「幻日」は長い間、行方不明とされていた。それが長い眠りから覚めて今、こつぜんとスクリーンに出現する。
「神戸映画資料館」で22日の午後2時30分から放映されるのである。
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能面職人(内田良平)が、注文の若い能面を彫れず、気分転換に出掛けた街で出会った美女(柴田恒子)に誘われ、夢なのか、それとも現実なのか、摩訶不思議な体験をする。能面職人の妻に武智夫人の川口秀子。美女を連れ去る男には津崎公平。66年に完成したが、これまで一般公開されなかった「幻」の作品だ。
【10月21日(土)】
13:00「暴行爛熟未亡人」
14:15「いろ乃湯 裸女百態」
15:40トーク①「桃色映画 ズームアップの時代」
17:30「OL初体験 後ろの悦しみ」
【10月22日(日)】
13:00「色じかけ」
14:30「幻日」
16:00トーク②「発見された『幻日』と歌舞伎界の異端児・武智鉄二の軌跡」
17:50「女湯・女湯・女湯」
「神戸映画資料館」
兵庫県神戸市長田区腕塚町5―5―1 アスタくにづか1番館北棟2階
℡:078・754・8039
info@kobe-eiga.net