まともな批判を「攻撃」と決めつける杉田水脈氏はトランプとソックリ
自民党の党大会での石破首相の演説。「国民の怒り、悲しみ、喜び、苦しみを一番知っているのが自民党だ」ときた。えー! さすがにそれはない。いやもし本当に知っているのなら、知っていてわざと、傷口に塩を塗り込むように、さらなる苦しみをピンポイントで与えているようにしか思えない。
高額療養費の限度額引き上げも、患者の団体と面談し、唐突に凍結を発表した。もちろん撤廃ではない。8月くらいに再検討するらしい。これってもう、今は夏の参議院選挙前だからマイナスポイントにならないよう凍結して、終わったらやりますよ、と言ってるようなもんだ。
そしてさらに党大会では、参院選比例の候補が発表された。あの、「LGBTは生産性がない」発言で新潮45を廃刊に追い込み、アイヌ民族衣装やチマチョゴリを揶揄して法務当局から人権侵犯と認定され、伊藤詩織さんには「女はいくらでも嘘がつけますから」とあざ笑った、あの杉田水脈氏の立候補が発表された。
これには党内外から批判の嵐だ。身内からも「かえって票を減らすんじゃないか」と不安視する声も出ている。