著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【ライスペーパー】グルテンフリーで油も使われていないため夜食向き

公開日: 更新日:

 透き通った薄いシートに野菜やエビを包んだ生春巻き。その皮には、「ライスペーパー」と呼ばれる食材が使われていることはよく知られていますが、そのライスペーパーが18世紀のベトナムの戦場で生まれたという伝説があるのはご存じでしたでしょうか。18世紀のベトナム皇帝、グエン・フエが火を使わず兵士に食事を与えるため、米粉を薄くのばして乾燥させたシート状の携帯食を考案したという歴史からくる伝説です。

 そこからもわかるように、ベトナムを中心に古くから食文化に根付いた食材だったのですが、近代になりベトナム料理が世界に広まると、ライスペーパーも各国で知られるようになりました。日本でも1990年代以降のエスニック料理ブームで生春巻きが広まり、最近ではライスペーパーを使ったスイーツや韓国風おやつがSNSで話題になるなど、その用途が一層広がっています。

 そんなライスペーパーはグルテンを含まないため、小麦アレルギーの人でも食べられるのがいいところですね。1枚あたりのエネルギーは約30キロカロリーと低く、脂質もほぼゼロ。野菜やエビなどの具材をたっぷり巻けば、満足感のある一品になります。実際、1枚に含まれる炭水化物は茶碗1杯の白米の約6分の1。ダイエット中でも楽しめる食材として若い世代にも人気を博しています。

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