NHK紅白の低視聴率は想定内 令和は多様化路線に大転換

公開日: 更新日:

 美空ひばりのAIでの復活もビミョーで、徳光さんは「一番がっかりした。あれでしたら、ひばりさんの姿でもっとうまくできたのでは」と言っていた。AIにこだわらず、「昔の映像を取り入れたりして」との指摘に視聴者はうなずくのではないか。

 ただ、その一方で、米ハードロックバンドKISSが登場したり、松任谷由実ラグビーを歌った名曲「ノーサイド」、竹内まりやの人生賛歌「いのちの歌」などには、「感動した」との声もSNSには数多く見受けられた。そして、次回以降への希望もあった。氷川きよし(42)とMISIA(41)の“紅白”を超えた「多様性」志向だ。

 氷川は2019年にリリースした演歌「大丈夫」をワンフレーズ歌うと、まるでV系バンドのような黒のボディースーツにバッチリメークで「限界突破×サバイバー」を熱唱。このところ、メークに生足披露と“女子力”の高さが話題になっていた「演歌界のプリンス」の“キャラ変”を全国に知らしめた。リハーサル後のインタビューに現れた際はグッチのレディースのコートに身を包み「時代も変わったことですし、もっと自分らしくイメージをぶち壊したい。これからはきよし君にはサヨナラして“Kiiちゃん”らしく、ありのままの姿で紅白で輝きます」とコメントしていたが、その通りのステージだった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    平野紫耀から杉咲花に「翠ジンソーダ」キャラクターわずか1年でバトンタッチのナゾ…平野ファン大混乱

  2. 2

    小芝風花は大河「べらぼう」とBS時代劇「金と銀2」“NHK掛け持ちW主演”で大丈夫なの?

  3. 3

    自公維の「高校無償化」に慶応女子高の保護者が動揺? なぜだ?

  4. 4

    中村芝翫「同棲愛人と破局宣言」で三田寛子の夫婦関係はどうなる? “梨園の妻”の揺れる心中

  5. 5

    佐々木朗希「通訳なし」で気になる英語力…《山本由伸より話せる説》浮上のまさか

  1. 6

    大阪万博の目玉 344億円の巨大木造リングはほぼフィンランド産…「日本の森林再生のため」の嘘っぱち

  2. 7

    吉沢亮のアサヒビールだけじゃない!業界別CM「絶対NG」のタレントたち…ケンカ、運転事故、不倫はご法度

  3. 8

    開成合格でも渋幕に入学する学生が…強力なライバル校出現で揺らぐ唯一無二の存在

  4. 9

    【福井県おおい町】名田庄の自然薯そばと「大飯温泉」

  5. 10

    確率2%の抽選で10万円で永住権を手にした在米邦人が語る 7億円「トランプ・ゴールドカード」の価値