池田エライザは走攻守揃った勉強熱心な“マルチプレイヤー”
モデル・演技・歌だけでなく、撮る側のカメラマンとして雑誌「週刊プレイボーイ」や「装苑」でグラビアアイドルや俳優を撮影した作品を発表。昨年12月には映画初監督作品「夏、至るころ」が公開された。そのほか、雑誌連載も手がけている。そのどれもがハイレベルで、走攻守揃ったMLBプレーヤーとして活躍しておまけに投手までできたイチローを彷彿させる。
彼女にインタビューしたときに、「自分はどういう人間だと思いますか?」と聞くと、「ガリ勉です」と即答したのが印象的だった。最近では自動車免許教習所で、仮免前に受ける効果測定と呼ばれる模擬試験に向けて、「問題集の中の150問だけ覚えておけばいい」と言われたのに、それでは気が済まないので1000項目すべて予習して覚えていき、「全部覚えてきた人は初めて」と教官に笑われたというエピソードを話してくれた。
現在は映画監督次回作の依頼があったときのために、テーマとして脳科学について勉強中だという。
そうした知的な一面を持ちながら、人柄に堅苦しさやとっつきにくさはまったくなく、マイペースで、おっとりとしていて、取材で彼女と話していると、そのやさしい雰囲気がラベンダー畑をイメージさせる。
池田エライザに憧れて映画監督・写真家・作家を目指す女の子が増えたらいいなと思う。 =つづく