山上兄弟をプロデュース キャッチフレーズで考えたのが「てじなーにゃ」です

公開日: 更新日:

「兄弟が3、4年生になった年に、DVDを制作することになりました。撮影の際、マジックをやる前に、何かキャッチフレーズになるような言葉はないかと考えたのが、『てじなーにゃ』という掛け声です。これを宣伝ポスターに書かせたんです」

 これから手品をやりますと言う代わりに、子供らしく「てじなーにゃ」と言わせたのは見事なアイデアである。兄弟はたちまち人気者になった。伸が構成演出した山上兄弟のハッピーシリーズ、「てじなーにゃの森の仲間たち」と題した公演は大成功で、DVDもよく売れた。

「同世代の小学生だけじゃなくて、中学生、高校生の女の子がファンになって、楽屋口で出待ちするほどの人気でした。出口から車に乗り込むまで時間がかかったのを覚えてます。平成18年には、『てじなーにゃの大冒険』というタイトルの全国公演を行いました。とにかく忙しくて、分刻みのスケジュールで動いてましたね。それでも、学校だけは休ませなかった。ただ、土日祝日は営業があるので、遊ぶ暇なんてなかったはずですよ」

 子供たちの活躍は、親として複雑な心境ではなかったかと拝察する。  =つづく

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  2. 2

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  3. 3

    元NHK岩田明子は何をやってもウケない…コメントは緩く、ギャグはスベる、クイズは誤答

  4. 4

    Mrs.GREEN APPLEとディズニーのコラボに両ファン懸念…売れすぎた国民的バンドゆえの"食傷感"

  5. 5

    のんを襲った"後輩女優の二股不倫報道"の悲劇…カルピスCMめぐる永野芽郁との因縁

  1. 6

    ダウンタウン復帰が外部資金でコンテンツ配信のナゼ…松本人志に浮上した疑惑の顛末

  2. 7

    井桁弘恵ショートカットで“山之内すず化”が加速! 「そっくり問題」いよいよ待ったナシ

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  5. 10

    永野芽郁&田中圭の不倫スキャンダルをスルーするテレビ局の身勝手…ジャニーズの時の反省は?