東京五輪開会式 中国でのトホホな評判…「ビートたけし逮捕」のフェイクニュースも流れた
23日に行われた東京五輪開会式。
翌24日、ビートたけし(74)は「新・情報7daysニュースキャスター」(TBS系)で番組冒頭から「昨日の開会式、ずいぶん寝ちゃいましたよ、驚きました。金返して欲しいですよね。税金からいくらか出ているだろうから、金返せよ。外国に恥ずかしくて行けないよ」と痛烈に批判。江戸の職人風のタップダンス、漫画の吹き出しを模した各国のプラカード、ゲームのテーマ曲起用など“日本のキーワード全部のせ”演出だったが、放送プロデューサーのデーブ・スペクター氏も「サンデージャポン」(TBS系)で「165億円っていわれている予算に値するコンテンツと本当に思ってるのか」「非常に手抜きですよ、すべてが」と酷評。
【写真】この記事の関連写真を見る(22枚)
そんなイタすぎる開会式を隣国・中国も冷ややかに見ているようだ。中国人ジャーナリストの周来友氏は「たけし報道がSNSで拡散し、フェイクニュースまで流れた」とこう続ける。
“オタク推し”にも響かず
「たけしさんのコメント動画はTikTokなどSNSで拡散され、『さすが、世界のキタノ』といった称賛の声が上がりました。その翌日には、東京五輪に否定的な意見を述べたとして“北野武氏警視庁に逮捕”というフェイクニュースまで流れたのです。政府に逆らうと投獄されかねない中国ならではのフェイクニュースですが、裏を返せば、それほどたけしさんの意見が注目されたということです。
出演者で話題になったのは中国の歌番組にも出演しているMISIA。それよりも日本の放送局が台湾のことを(国際機関での)正式名称の“チャイニーズタイペイ”ではなく“台湾”とアナウンスしたことが、日本はアメリカ寄りで、台湾を独立国と認識していると問題視されています。
“オタク”受けを狙った演出についても、いくら中国人のオタク人口が多くても、約14億人の国民全体に対してはマイノリティー。アニメや漫画、ゲームといったクールジャパンを知る中国人はほとんどいません」
トホホ。