著者のコラム一覧
SALLiA歌手、音楽家、仏像オタク二スト、ライター

歌って作って踊るスタイルで話題を呼び、「イデア」でUSEN 1位を獲得。2018年より仏像オタクニストの活動を始め、初著「生きるのが苦しいなら」は紀伊國屋総合ランキング3位を獲得。近著に「アラサー女子、悟りのススメ。」(オークラ出版)がある。

小山田圭吾氏の謝罪から1カ月 それでも止まらぬ批判…許される日は来るのか?

公開日: 更新日:

 実は2011年、小山田が音楽を担当しているEテレ『デザインあ』と『JAPANGLE』の放送当初、過去のいじめ問題を理由に視聴者から小山田氏起用について問い合わせがあったことをNHK側は明かしており、その時も今回同様、「反省して後悔している」という姿勢を見せたことで降板には至らなかった。

 このようなきっかけがあったにも関わらず、なぜ今まで「何もしなかったのか」。どうしてもそこに疑問が残ってしまうし、自己申告の反省と謝罪でうやむやにしてきた小山田氏の過去には、複雑な思いが残ってしまう。

■米国ではいじめは刑事訴追される

 日本は「いじめ加害者」に優しすぎる国といえる。フランスやアメリカなどは「子どもが暴力的になるのには、必ず原因がある」とし、加害者にカウンセリングを受けさせ、イギリスではいじめがあることを前提とし、校内では監視カメラや保護者が見回りをするなどの対策を講じている。

 最もいじめによる社会的制裁が大きい国はアメリカで、実際、10年にニュージャージー州でいじめに関する“事件”が起こっている。大学のゲイの同級生を盗撮し、ネットでライブ配信し、自殺に追いやった2人のルームメイトは、プライバシーの侵害やその他10の罪状で、刑事裁判にかけられた。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動