著者のコラム一覧
ラサール石井タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

小山田圭吾辞任の大ケチ 彼の音楽に救われた女性が記事の衝撃を克服しどう立ち直ったか

公開日: 更新日:

 東京五輪はそもそも誘致の時からがケチのつき始めで、「最も温暖な気候」「最もコンパクトで金のかからない五輪」と嘘八百。買収疑惑に加えて、ロゴの盗作疑惑、森会長の女性蔑視発言と、その後もさらにケチがついて、今度はなんと開幕4日前にして開会式の音楽担当、小山田圭吾氏の辞任という極め付きの大ケチがついた。

 過去における「いじめ発言」はちょっとやんちゃした程度のものではなく(自慰行為の強要や排泄物を食わせるという)極悪非道の行為であり、しかもそれを(笑)を多用して自慢げに語るという確信犯である。

 何より問題は、そのいじめ自慢発表の後、小山田氏がその事実に向き合い、あるいは反省し、贖罪に悩んだ、という事実が見当たらないということだ。今回も蒸し返されたから謝っておこうというふうにしか見えない。でなければ、そもそもオリパラの仕事を受けないであろう。自分にその資格があるかどうかを思い悩むのが普通だ。

 そしてワイドショーでは爆問太田が「あの頃はそういう時代だった」的にまとめようとしたが、これは話が違う。時代の空気は関係ない。小山田氏の行為は、たとえ江戸時代でも、たとえ戦時中でも、非道な行為であることに変わりはないからだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”

  2. 2

    泉ピン子が終活をやめたワケ「渡る世間は(水原)一平ばかり!」スペシャルインタビュー

  3. 3

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された

  4. 4

    キムタク一家の妹Kōki,は映画主演の裏で…フルート奏者の姉Cocomiの話題作りと現在

  5. 5

    かんぽ生命×第一生命HD 人生設計に大切な保険を扱う大手2社を比較

  1. 6

    米田哲也が万引きで逮捕!殿堂入りレジェンド350勝投手の悲しい近況…《苦しい生活を送っていたのは確か》

  2. 7

    イスラエルにあなたの年金が流れていく…厚労省「ジェノサイド加担投資」引き揚げ“断固拒否”の不可解

  3. 8

    坂本花織の世界選手権66年ぶり4連覇に立ちはだかる…国際スケート連盟の「反トランプ感情」

  4. 9

    カーリング日本女子が到底真似できない中国の「トンデモ強化策」…世界選手権では明暗クッキリ

  5. 10

    公表された重点施策で露呈…JR東海の株価低迷と時代遅れの収益構造