松本人志は法廷でどう戦うのか? vs「週刊文春」裁判の第1回口頭弁論が28日に迫る
疑惑が報じられた当初、松本は「事実無根なので闘いまーす」とSNSで宣言。吉本興業も「当該事実は一切なく」と完全否定していたが、それを引き下げ「複数の女性が精神的苦痛を被っていたとされる旨の記事に接し、当社としては、真摯に対応すべき問題であると認識」といった方針を発表した。
実際のところ、くだんの飲み会について、松本のアテンド役と報じられた吉本の後輩芸人たむらけんじ(50)は「そういう飲み会があったというのは事実です」と一部を認めていることからも、飲み会もない、性交渉もなければ、性加害もないというないない尽くしの主張は裁判では通らないとみたのだろう。今回、松本が「一日も早く、お笑いがしたい」との声明を出したことについてはこんな見方も出ている。
■事実認定は避けて名誉棄損を主軸に展開か
「今回は刑事ではなくあくまで民事裁判です。証拠によって、事実の存否を決する事実認定ではなく、一番の争点は今回の報道によって松本氏の名誉が毀損されたのかどうか。また活動を再開したい旨のコメントからは、そうした争点を見据えて、事実認定うんぬんより、名誉毀損を認めさせ、勝ったとしたい戦術なのかもしれません」とは、法曹関係者。