森高千里 顎関節症でコンサート活動休止騒動
同年9月にはシングル「素敵な誕生日」をリリースしたが、関係者は「歌おうとして口を開くと彼女があごをおさえて痛がるので、レコーディングも普段の倍の時間かかった」と証言。アクビもできず、食事もままならない森高は「このまま歌手をやめなきゃいけないのかな」と悩み苦しんだ。
森高の顎関節症は原因がはっきりせず、いつ治るかもわからず、女性誌のインタビューでは「周囲やファンが心配して『いつ治るの?』と聞かれることが余計につらかった」と語っている。
一時期はかなり落ち込んだが、自由な時間を利用して旅行に行ったり、ライブを見に行ったりしながら前向きに治療を続けた。
その後、徐々に復活し95年3月に武道館で行われた阪神大震災チャリティーライブでは「フルに参加させていただきたかったのですが、あごの調子が完全ではないので1曲だけでも」と飛び入り参加。プリンセス・プリンセスとともに「ダイヤモンド」を熱唱した。同年夏には神戸で開かれたチャリティーコンサートにも参加したが、共演した江口洋介との親密交際がスタートするきっかけのひとつとなった。