喜多川氏からの性被害「当事者の会」が解散…旧ジャニーズに今後も求められる誠意と補償
ジャニー喜多川氏ら旧ジャニーズ事務所の連続児童性加害で、被害告発者のサポートなどに動いた「当事者の会」がこのほど解散を発表。元代表の平本淳也氏、副代表の石丸志門氏は連名による声明を出した。
《昨年(2023年)6月に立ち上げ、7月から本格始動してから約1年2ヶ月という期間ではございますが、会として求めてきた性加害の「認定」と「謝罪」は昨年9月7日に催されたSMILE-UP.の記者会見にて勝ち得ることができました。この記念すべき9月7日をもって当会を解散と致します》
被害告発者は実に1010人を数えたが、スマイルアップは8月30日に補償実施状況としてこれを996人に下方修正した。HPには《同じ申告者の方からの複数回のご申告の重複カウントや、申告の取り下げ等があったため》とし、こう明記している。
《被害者救済委員会から補償内容を通知した方(520名)のうち、497名(約96%)の方から補償内容にご同意いただき、うち489名(約94%)の方に補償金をお支払いしました》
この「94%」がスポーツ紙などの見出しになり、性加害問題はほぼ解決とスマイル社は暗に主張しているようだが、「補償を行わない旨」を通知した203人からは「承服できない」「どういう調査をしているのか」といった問い合わせが続き、その返答待ちの者も少なくない。内情を知る関係者が言う。