重盛さと美も小島慶子も…「モノ言うべき時代」到来 「言わなきゃ叩かれ放題」ネット無法荒廃の殺伐
フジテレビ騒動では、局アナたちがスポンサーやタレントの「接待要員」として使われているとの風評が流れている。これに対して、元TBSアナでエッセイスト小島慶子さん(52)は「そもそも放送業界は人権意識が低い」として、1日放送のTBS系「報道特集」で女性アナウンサーやスタッフを「お飾り」のように扱う体質が業界全体にあるとしこう訴えた。
「こうした女性の扱いが様々な被害を生む温床になっている。ハラスメント被害に遭っても声を上げられなかったり、仕事はこういうものだって自分に言い聞かせて、心身を本当に痛めつけられながら働いてきた人がたくさんいる」
そして「若く、見た目の整った女性しか画面に映す価値はないという非常に強固なこの業界の思い込みをすぐに捨ててほしい」と続けた。
昨年はジャニーズ事務所による未曾有の連続性加害事件が世界にも伝わり、日本とりわけ芸能界の「闇」が問題視された。ジャニー喜多川氏の蛮行を知りながらジャニーズ事務所に忖度し、見て見ぬふりをしたメディアは、検証企画を打ち出し反省と出直しの姿勢を見せてはいた。しかしその被害者への補償問題も報道ラッシュは影を潜め、被害者たちが誹謗中傷対策をめぐる法改正を3日総務省に求めたが、報道すらされなかった。モノ言う流れの背景に、殺伐とした日本社会、人権軽視がはびこる荒廃ぶりが広がっている。
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