病気予防効果あり コーヒーで「体にいい」4つの成分

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 他にも、口腔咽頭がん、前立腺がん、大腸がんなどのリスクを軽減させるという報告がある。

「ウィーン大学のソモザ博士は、がんを予防するコーヒー成分として、カフェインと併せて生豆に多く含まれるクロロゲン酸と焙煎豆に多いNMPが関与すると強調しています。3つの成分が相乗効果を表すというのです。最近では〈医者がなぜコーヒーを勧めないのか疑問だ〉と書かれた論文すら出てきました」

 コーヒーは脳卒中などの心血管系疾患の予防にも効果的だ。体がストレスを受けた時の血中脂肪酸の濃度を下げる働きがあるニコチン酸をはじめ、ピラジン酸やフラン酸などのニコチン酸類が血管の柔軟性と血液の凝固作用を改善し、動脈硬化を予防。血栓をつくりにくくする作用もある。

「コーヒーが2型糖尿病のリスクを下げるという研究も世界中で発表されています。カフェインが膵臓(すいぞう)細胞を保護するだけでなく、クロロゲン酸が糖分の吸収を抑えて食後血糖値を低く保ち、脂肪の燃焼を促進させるのです。コーヒーを8週間飲み続けると、インスリンの働きを高めて血糖値を安定させる働きがあるアディポネクチンの血中濃度が高くなるという報告もあります」

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