病気予防効果あり コーヒーで「体にいい」4つの成分
さらに、1日に3~5杯のコーヒーを飲んでいる人は、飲まない人に比べて将来アルツハイマー型認知症になるリスクが最大62%低下するという。認知能力の低下を防ぐ成分が何なのかはまだはっきり分かっていないが、カフェインが短期的記憶力を向上させたり、計算速度を速めたり、作業時間を持続させることが分かっている。やはり、コーヒーは認知機能を活性化させるのだ。
■飲み過ぎは逆効果
コーヒーに多くの病気を予防する効果があるのは間違いない。しかし、飲み過ぎは逆効果なので気をつけたい。
「コーヒーには体によくないとされる成分も含まれていて、6杯以上飲み続けると心血管系疾患の発症リスクが逆に高まったという調査もあります。私は1日1~3杯で十分と考えています。ただし、妊娠中の女性など、カフェインの過剰摂取を避けなければいけない人は注意が必要です」
より効果的な飲み方もある。深煎り豆と浅煎り豆を1:1でブレンドし、ペーパードリップ式で入れる。お湯の温度は90度以下にして、蒸らし時間をしっかりとるためゆっくり抽出する。