脳卒中
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寒くなると血圧上昇…認知症リスクとなる「脳卒中」対策の注意点
これからやってくる寒い季節に向けて、気をつけてほしいのが高血圧です。 高血圧は他の生活習慣病と同様、食事や運動などによって増悪または改善しますが、どんなに生活内容に気を配っても、改善しない場合がある。持って生まれた体質が関係...
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寝起きの頭痛が続いたら…「脳腫瘍」のサインかもしれない 年間2万人が発症
日本人の4人に1人は頭痛を抱えている。中でも、一日中、頭全体が痛い、痛み止めを飲んでも改善しない場合には注意したほうがいい。「脳腫瘍」のサインかもしれない。「くどうちあき脳神経外科クリニック」院長の工藤千秋氏に聞いた。 ◇...
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脳画像の診断は脳卒中だけでなくすべての患者にとって大切
以前、機能と能力を回復させる攻めのリハビリでは、「脳の画像診断」が重要だとお話ししました。脳卒中などで脳に損傷がある場合、適切なリハビリ計画を立てるには、脳の画像から「どこまで回復するのか」「どんな障害が残ってしまうのか」といったこ...
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殿様枕症候群…12センチ以上と高い枕の人は脳卒中になりやすい
脳卒中の発症リスクは、加齢に伴い増加することが知られています。一方で、若年から中年の人でも脳卒中を発症することがあります。特に、椎骨動脈解離という病気を発症すると、脳卒中を起こしやすいことが知られています。 椎骨動脈解離とは...
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気温20度の予想も…急激な寒暖差は命に関わる重大病の引き金になる
3連休明けの13日からは全国的に気温が大きく上昇している。都心は2月に入って気温が低い日が続いていたが、15日には20度まで上がると予想されている。だが、厳しい寒さも一段落かとホッとしてはいけない。夜になると冷え込んだり、急に寒さが...
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医学的に正しい情報とは…「病態生理学的正しさ」と「疫学的正しさ」の違い
医療は凄まじい勢いで変化しているかに見える。半面、人間は一向に変わっていない。1990年にスタートした「ヒトゲノム計画」を端緒に「ゲノムサイエンス」が進み、それを土台とした「ゲノム情報」を基にした患者の「個別化医療」が勢いを増してい...
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若年性脳卒中は発症から1年以内でがんリスクが増加する
脳卒中というのは、脳の血管が詰まったり破れたりすることによって起こる脳の病気の代表で、血管が詰まる脳梗塞と、血管が破れる脳出血とに分かれます。 通常、脳卒中は脳の動脈硬化に伴って起こることが多く、そのため50歳以上で発症する...
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うつ病などの精神疾患でもないのに…急に怒りっぽくなった人に潜む病気
人が変わったように急に怒りっぽくなった。そんな指摘を受けたことはないだろうか? たまたま忙しかったり、強いプレッシャーがかかっている状況であれば、短期的なストレスが原因かもしれない。しかし、そうした心当たりはなく、精神疾患もない。脳...
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便秘持ちは“健康に”長生きはできない…高血圧だと脳卒中やくも膜下出血のリスクが上昇
便秘は、かつては消化器科の医師においても関心が低いものだった。しかし、2012年に約30年ぶりに便秘の治療薬が発売され、17年には初のガイドライン「慢性便秘症診療ガイドライン2017」が発刊。それ以降も新薬が次々に発売され、「便秘は...
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「仮面高血圧」放置すると脳卒中や心筋梗塞リスクが2倍以上
健康診断や病院で測った血圧が正常範囲でも、注意しなくてはならない場合がある。それが「仮面高血圧」だ。帝京大学医学部衛生学公衆衛生学准教授の浅山敬医師に話を聞いた。 「血圧には、診察室血圧、家庭血圧、自由行動下血圧という3つの測...
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脳梗塞は野菜・果物、乳製品でリスク減 卵は脳出血を増やす?
食習慣と脳卒中の関連性は過去にも複数の研究データが報告されています。しかし、脳卒中といっても、脳の血管が詰まって発症する脳梗塞と、脳の血管が破れて発症する脳出血があり、両者の病態は大きく異なります。これまでに報告された研究の多くが、...
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歯周病は別名“糖尿病の合併症”知っておきたい怖さと予防法
糖尿病やその予備群にとって冬は危険な季節だ。体を動かす機会が減るのに飲食を伴うイベントが増えて血糖が上がりやすいからだ。それは糖尿病の病状を進めるだけでなく、体の免疫力を弱めかねない。だからこそ風邪やインフルエンザなどといった感染症...
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緑茶カテキンが脳卒中や心筋梗塞を防ぐ…は間違いの可能性
これまで、「緑茶は心筋梗塞や脳卒中の発症リスクを軽減させる」という研究結果がいくつも報告されている。しかし今回、国立がん研究センターなどが行った多目的コホート研究によると、緑茶カテキンの血中濃度は脳卒中や心筋梗塞といった虚血性心疾患...
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騒音で寿命が縮む…幹線道路沿いに住んでいるならご用心
騒音レベルが高い環境に長くいる人は、心筋梗塞や脳卒中といった命に関わる心血管疾患の発症リスクが高まることがわかった。 米国心臓協会年次集会で報告された米国・マサチューセッツ総合病院の研究によると、幹線道路沿いや空港周辺といっ...
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がんでは乳がん・子宮がん 85%を占める「5大死因」とは
前回の連載では、中高年男性(40~64歳)の、ちょっと残念な死因を見てきました。では、中高年女性ではどうでしょうか。 2016年における中高年女性の死亡数(3万9439人)は、同世代の男性死亡数(7万9781人)の半分にすぎ...
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CKDは放っておくと人工透析前に心筋梗塞や脳卒中で死ぬ
慢性腎臓病(CKD)は、腎臓の状態を分かりやすくするために、原因にかかわらずステージ1から5までの6段階(ステージ3は3aと3bに分かれる)で表される。 まず、CKDと診断されるのは①腎機能が正常な人の60%未満②尿検査など...
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運動不足、血圧上昇、暴飲暴食…冬は腎臓にとって辛い季節
腎臓は腰のやや上にある空豆に似た形の臓器。背骨を挟んで左右に1つずつあり、握りこぶしよりやや大きく、体内環境を整える働きがある。 全身を巡った血液から老廃物を取り除いてきれいにしたり尿を作って体内の水分量を調節したり、酸素を...
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歯周病が全身の病気に関係する3つの理由 がんとの関連性も
「Floss or Die」は、20年以上前に米国の歯周病学会が発表したスローガンだ。フロス(糸ようじ)を選ぶか、死を選ぶか――。日本でも今、これが問題視されている。 「死」というのは、「動脈硬化を招き、心筋梗塞や脳卒中による...
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発症から5年以内が危険 脳卒中後は自殺リスクが10倍に
秋が深まってきた。気温が下がり、一日の寒暖差が大きくなると、脳卒中(脳梗塞、脳出血)リスクが高まってくる。脳卒中は、日本人の死因の第3位を占め、患者数が約118万人(2014年の厚労省患者調査)に達する怖い病気だ。命が助かっても後遺...
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悪玉コレステロールが高いほど長生き 老年学研究者に聞く
健康で長生きしたければ、粗食をやめなさい――。こう言うのは、「長寿の嘘」(ブックマン社)を上梓した日本応用老年学会理事長の柴田博氏(医学博士)。さまざまな分野から老年学を長年研究する柴田氏に、健康長寿のために“本当に必要なこと”を聞...
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青魚の脂は脳にも影響 サンマを食べると不安が消える?
サンマやイワシなどの背が青い魚の脂には、EPAやDHAという成分が含まれています。これらはオメガ3脂肪酸と呼ばれる種類の脂肪で、動脈硬化の進行を抑え、脳卒中や心筋梗塞を予防するような効果があると報告されています。人間の体の中では、細...
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いびきに悩むなら…鼻にスルスルな“管”を試すという選択肢
いびきに悩んでいる方は、鼻から管を挿入して空気の通り道を確保する一般医療機器「ナステント」という手もある。開発者の筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構・佐藤誠教授に聞いた。 いびきは、あおむけになった時、鼻から喉までの気道が狭...
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収益に偏りがちになる製薬会社の立ち位置を考慮すべし
血圧を問題にするのは、それが脳卒中や心筋梗塞のリスクになるからです。「130は血圧高めです」というのも、少しでも多くの脳卒中や心筋梗塞を予防したいという面があります。そこに限れば、「テレビのコマーシャルもいいこと言っているじゃないか...