自覚症状なき誤嚥の原因 ラクナ脳梗塞とはどんな疾患か
毎日の歯磨きをおろそかにしないのは基本。定期的に歯科を受診し、歯石除去や、歯周病があればその治療を行う。入れ歯に不具合を感じるようなら、正しく調整する。
■1日4~5回の歯磨きを
口腔内の乾燥は細菌の増殖を招くが、高齢になれば、噛む力の低下や持病の薬の影響で唾液の量が減るため、うがいを頻繁にしたり、主治医に対策を相談する。乾燥が進む今の時季は、加湿器を使ったり、喉あめなどをなめるのもいい。
「口腔内の細菌が減れば、誤嚥性肺炎のリスクは低下します。私は口腔ケアのために、起床時、朝食後、昼食後、夕食後、就寝前の1日4~5回の歯磨きを勧めています。特に、起床時と就寝前は、睡眠中に増殖した口腔内細菌対策として、念入りに歯磨きをしてください」
また、葉酸の補給も不顕性誤嚥の回避に役立つ。葉酸はドーパミンの合成を促進する。鳥レバー、牛レバー、豚レバーなどに豊富に含まれている。
ホウレンソウやブロッコリースーパースプラウトにも豊富に含まれ、これらの緑黄色野菜なら、毎日継続可能だ。