風邪症状後の異様な疲れに…ウイルス糖尿病はこんなに怖い

公開日: 更新日:

「1型糖尿病といえば子供の病気のイメージを持つ人がいますが、間違いです。例えば劇症1型糖尿病は2004年の日本国内の調査では、平均発症年齢は男性43歳、女性35歳です。20歳未満は8・7%に過ぎません。英国の調査では1型糖尿病の半数は30歳以降に発症することが報告されているのです」

 ちなみに英国のメイ首相は重い風邪をキッカケに56歳で1型糖尿病を発症した。当時、内務大臣としてロンドン五輪の仕事に追われていたメイ首相は最初に「2型糖尿病」と告げられたが、その後すぐに「1型」と診断名を変更されたという。

 昨年夏に大リーグのシンシナティ・レッズからアトランタ・ブレーブスに移籍したアダム・デュバル選手は23歳で敗血性咽頭炎を発症し、その後に1型糖尿病を発症した。

 日本人でも、料理研究家の相田幸二さん(43)は風邪のようなだるさをキッカケに昨年1月、医師から1型糖尿病を告げられている。

「ウイルスによる1型糖尿病が怖いのは、これまでまったく糖尿病とは無縁と思われた健康的な人でも発症することです。大事なことは、風邪症状に襲われた後にこれまでにないだるさに襲われた、のどが渇いて仕方がないという人は、ウイルス糖尿病を疑い血糖値を測ることです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  4. 4

    佳子さま“ギリシャフィーバー”束の間「婚約内定近し」の噂…スクープ合戦の火ブタが切られた

  5. 5

    狭まる維新包囲網…関西で「国保逃れ」追及の動き加速、年明けには永田町にも飛び火確実

  1. 6

    和久田麻由子アナNHK退職で桑子真帆アナ一強体制確立! 「フリー化」封印し局内で出世街道爆走へ

  2. 7

    松田聖子は「45周年」でも露出激減のナゾと現在地 26日にオールナイトニッポンGOLD出演で注目

  3. 8

    田原俊彦「姉妹は塾なし」…苦しい家計を母が支えて山梨県立甲府工業高校土木科を無事卒業

  4. 9

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 10

    実業家でタレントの宮崎麗果に脱税報道 妻と“成り金アピール”元EXILEの黒木啓司の現在と今後