著者のコラム一覧
石原藤樹「北品川藤クリニック」院長

信州大学医学部医学科大学院卒。同大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科研修を経て、1998年より「六号通り診療所」所長を務めた。日本プライマリ・ケア学会会員。日本医師会認定産業医・同認定スポーツ医。糖尿病協会療養指導医。

米で報告が 腕立て伏せで心筋梗塞や脳卒中のリスクが減る

公開日: 更新日:

 腕立て伏せや腹筋などの筋力トレーニングは、動脈硬化による病気と関係があるのでしょうか?

 運動にもジョギングのような有酸素運動と、筋肉に強い負荷をかけるトレーニングの2種類があって、通常は健康に良いのは有酸素運動の方だと言われています。

 比較的長期の成績としては、実際にそうしたデータが多いのです。

 また、それまであまり運動をしていなかった高齢者が、いきなり筋力トレーニングや持久力を必要とするハードな運動をすると、かえって健康を害することも多いと報告されています。

 ただ、基礎体力という面では、健康の下支えとして筋肉の力は大切であることに間違いがありません。

 たとえば握力が強い人の方が、長生きで動脈硬化の病気も少なかった、というような報告もあります。

 今年の米国医師会関連の専門誌に、腕立て伏せがどれだけ出来るのかと、動脈硬化による病気との関係を検証した、面白い論文が掲載されています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    N党・立花孝志氏に迫る「自己破産」…元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕送検、巨額の借金で深刻金欠

  2. 2

    高市内閣は早期解散を封印? 高支持率でも“自民離れ”が止まらない!葛飾区議選で7人落選の大打撃

  3. 3

    箱根駅伝は「勝者のノウハウ」のある我々が勝つ!出雲の7位から良い流れが作れています

  4. 4

    女子プロレス転向フワちゃんいきなり正念場か…関係者が懸念するタレント時代からの“負の行状”

  5. 5

    高市首相「午前3時出勤」は日米“大はしゃぎ”会談の自業自得…維新吉村代表「野党の質問通告遅い」はフェイク

  1. 6

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み

  2. 7

    我が専大松戸は来春センバツへ…「入念な準備」が結果的に“横浜撃破”に繋がった

  3. 8

    学歴詐称問題の伊東市長より“東洋大生らしい”フワちゃんの意外な一面…ちゃんと卒業、3カ国語ペラペラ

  4. 9

    村上宗隆、岡本和真、今井達也のお値段は?米スカウト&専門家が下すガチ評価

  5. 10

    自死した元兵庫県議の妻がN党・立花孝志党首を「名誉毀損」の疑いで刑事告訴…今後予想される厳しい捜査の行方