著者のコラム一覧
小林ひろみメノポーズカウンセラー

メノポーズカウンセラー。NPO法人更年期と加齢のヘルスケア会員。潤滑ゼリーの輸入販売会社経営の傍ら、更年期に多い性交痛などの相談に乗る。

男性ホルモンは睡眠、運動、ストレス改善などで増やせる

公開日: 更新日:

 近年話題になっているのが、男性の更年期であるLOH症候群(加齢性腺機能低下症)です。女性と男性の更年期では何が違うのでしょうか?

 女性ホルモンのひとつであるエストロゲンは、卵巣機能の低下で徐々に減少。平均50・5歳の閉経で卵巣機能が停止し、最終的にはごく微量のエストロゲンしか分泌しなくなります。高齢になると、同年代の男性が持つエストロゲンの方が、女性より高い状態に逆転してしまうほどです。

 一方、男性ホルモンであるテストステロンは主に精巣から分泌されます。個人差がありますが、40代から減少が始まり、女性と比較するとより緩やかに低下するのが特徴です。

 症状は女性更年期と似ていて、ホットフラッシュ、イライラ、気力の低下、睡眠障害、うつ症状、性機能、筋力、脂質代謝の低下などが挙げられます。

 エストロゲン(女性ホルモン)は更年期以降に増えないのに対し、テストステロン(男性ホルモン)は、十分な睡眠、適度な運動、生活習慣、ストレスの改善で増やすことが可能です。これが、女性更年期と男性更年期の大きな違いです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  2. 2

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  3. 3

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  4. 4

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  5. 5

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  1. 6

    大炎上中の維新「国保逃れ」を猪瀬直樹議員まさかの“絶賛” 政界関係者が激怒!

  2. 7

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  3. 8

    維新の「終わりの始まり」…自民批判できず党勢拡大も困難で薄れる存在意義 吉村&藤田の二頭政治いつまで?

  4. 9

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  5. 10

    SKY-HI「未成年アイドルを深夜に呼び出し」報道の波紋 “芸能界を健全に”の崇高理念が完全ブーメラン