【胃】もたれや痛みなどの不調はプチ断食では解消しない

公開日: 更新日:

 では、胃の不調を防ぐ、胃にやさしい生活のポイントとはどのようなことなのか。胃の負担を減らすことを考えたら、週末の“プチ断食”などは有効なのか。

「暴飲暴食は当然ですが、不規則な食事はよくありません。胃に負担をかけない食生活は、1日3食、規則正しく取り、腹八分目が基本です。プチ断食のような食事の取り方は、不規則になるのでお勧めできません。胃酸は食べ物が胃に入っていない時でも分泌されているので、極端な空腹が続くと胃酸が中和されず、胃粘膜を傷つけてしまいます。ですから胃炎や胃潰瘍の胃痛は、空腹時に起こるのです」

 ただでさえ胃の機能が低下している中高年は、脂っぽい物、甘い物、刺激の強い物は食べ過ぎない。特に塩分の取り過ぎは、胃酸から胃壁を守っている胃粘液の防御機能が低下するので要注意という。脂肪分と塩分を抑えた病院食がおいしくないのはそのためだ。

■胸やけする人は体の左側を下にして横になる

 お酒は食前酒を少し飲むのは胃粘膜を刺激して食欲が増すのでいいが、大量に飲んだり、アルコール度数が高いと胃粘膜を荒らしてしまう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」