【胃】もたれや痛みなどの不調はプチ断食では解消しない
では、胃の不調を防ぐ、胃にやさしい生活のポイントとはどのようなことなのか。胃の負担を減らすことを考えたら、週末の“プチ断食”などは有効なのか。
「暴飲暴食は当然ですが、不規則な食事はよくありません。胃に負担をかけない食生活は、1日3食、規則正しく取り、腹八分目が基本です。プチ断食のような食事の取り方は、不規則になるのでお勧めできません。胃酸は食べ物が胃に入っていない時でも分泌されているので、極端な空腹が続くと胃酸が中和されず、胃粘膜を傷つけてしまいます。ですから胃炎や胃潰瘍の胃痛は、空腹時に起こるのです」
ただでさえ胃の機能が低下している中高年は、脂っぽい物、甘い物、刺激の強い物は食べ過ぎない。特に塩分の取り過ぎは、胃酸から胃壁を守っている胃粘液の防御機能が低下するので要注意という。脂肪分と塩分を抑えた病院食がおいしくないのはそのためだ。
■胸やけする人は体の左側を下にして横になる
お酒は食前酒を少し飲むのは胃粘膜を刺激して食欲が増すのでいいが、大量に飲んだり、アルコール度数が高いと胃粘膜を荒らしてしまう。