「大腸がん」早期段階ならほぼ100%完治 見つける方法とは

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 早期では症状がないことを考えると、便潜血反応を受けるべきだ。

■家系に発症者がいる人は要注意

 もし、「自分はもっと感度がいい検査を受けたい」というなら、検査費はかかるものの、最初から内視鏡検査を受けるという手もある。

「特に、家系に大腸がんを発症した人がいて、40歳以上であれば、一度は内視鏡検査を受けるべきです。検査技術が向上して、検査器具も進歩したことから、“思っていたより楽”という人も少なくない。かつて内視鏡検査を受けて痛くて嫌な経験をした人も、現在は違うかもしれません」

 なお、便潜血反応であれば、ほとんどの自治体が補助費を出している。無料で受けられることが多いので、受けなければ損だ。

 実は大腸がんは進行した状態、具体的にはステージ3で発見されても、5年生存率は85%と悪くない。

 しかし逆に言うなら、早期なら100%近くの人に完治が期待できるのに、ステージ3では15%が命を落とす。

「早期であれば内視鏡で治療も行えるので、2~3日で元の生活に戻れます。しかし、手術となると、入院期間も長いですし、元の生活に戻るまで1カ月半ほどかかるでしょう」

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