缶ビールを1~2本飲むとクリエーティブ能力が高まる
仕事の後に飲むビール、最高ですよね。自分へのご褒美も兼ねてグビグビと飲めば、何とも言えない多幸感に包まれ、気持ちが落ち着くものです。古来、「酒は百薬の長」と言われるように、先人たちもお酒の有効性を肌身に感じていたのでしょう。
なんでもこの言葉は、漢書によれば紀元前からある言葉として登場し、「塩は食べ物のなかで最も重要。酒はどんな薬より効果がある上に宴会には欠かせない。鉄は農業に必要なものの基本」と書かれていたとか。古今東西、お酒の魅力は変わらないのでしょう。興味深いことに、この「酒は百薬の長」に関連する科学的根拠もいくつか存在するのです。
例えば、グラーツ大学のベネデックらが70人を対象に行った実験(2017年)の中に、「飲まないときに創造力が低かった人が、アルコールを摂取すると創造力が特に高まった」という報告があります。
男性40人を、アルコールを摂取したグループと摂取していないグループに分けて、缶ビール1本分程度を飲んだ後に、実務遂行力や創造性を測定するテストをしてもらい、そのスコアを比較。すると創造性において、飲んだグループが飲んでいないグループよりもスコアが高かったそうです。