「介護保険外サービス」ってなんだ? コロナ禍で新たな需要
「病院への行き帰りの付き添いはできますが、病院で診療が終わるまで付き添うことはできません。買い物は必要不可欠なものだけで、お菓子やたばこなど嗜好品を買うために別の店に寄ることはできません。散歩を一緒にしたり、趣味の外出の介助も介護保険ではできないサービスです。認知症の要介護者を夜間ずっと見守るというのも介護保険外。また、介護保険サービスを受けられるのは介護認定を受けている人だけで、元気な高齢者は対象外です」
つまり介護保険外サービスとは、介護保険では受けられないサービスのこと。介護保険外サービスの提供者には、市区町村や介護サービス事業者、社会福祉協議会、民間企業などさまざまあるが、これらのサービス提供者は、介護保険内のサービスも同様に提供している場合があるため、介護保険外かどうかよく確認するとよい。最近では、ネットで簡単に頼めるサービスや、依頼からサービス提供までの期間が短いものも出てきているという。
ただ、介護保険外サービスの存在は十分に知られているとはいえない。困りに困って、ネットで探して初めて知った、という人が珍しくない。